今改めて『ロードス島戦記』(1巻)を読んでみた。

ロードス島戦記―灰色の魔女 (角川文庫―スニーカー文庫)ロードス島戦記―灰色の魔女 (角川文庫―スニーカー文庫)
(1988/04)
水野 良

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和製ファンタジー小説の大手である『ロードス島戦記』。
が先日の電撃4コマ感想でちょっと話題に出して、懐かしくなったので図書館で借りてきました。
私は作品として最初に触れたのがOVAだったためか、
後になって読んだ小説の印象がそれほど無かったのですが、
年月の経った今改めて読んでみると、意外に思うところがいくつかありました。

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2012-01-10 22:50 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

「謎解きはディナーのあとで」読了。

謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
(2010/09/02)
東川 篤哉

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軽妙なやり取りが特徴的な東川篤哉先生の連作ミステリ。
私がブログで取り上げる作品にしては珍しく、累計65万部を越えるメガヒット作ですね。
東川先生の小説は前から好きだった(※)ので、評価されるのは素直に嬉しい所です。

(※なんか嘘くさく感じるかもしれませんが、
  実は1年以上前に同じ作者の本のレビューを書いているんですよ。)


以下、若干のネタバレを含んだ感想。

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2011-02-16 23:02 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

「戦闘破壊学園ダンゲロス」読了。

戦闘破壊学園ダンゲロス (講談社BOX)戦闘破壊学園ダンゲロス (講談社BOX)
(2011/02/02)
架神 恭介、左 他

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個人的にリスペクトしている架神恭介先生の渾身の一作。
内容を端的に言うと、エログロナンセンス能力バトルもの。
能力描写は『ハンター×ハンター』の念能力みたいなものだと思ってください。
「魔人」と呼ばれる特殊な能力を持った生徒たちが跋扈する学園で、
番町グループと生徒会の二つの魔人勢力の戦いに巻き込まれた主人公が、
幼馴染みのため、このハルマゲドンに身を投じていく…というお話です。

実は元々この「ダンゲロス」の設定は、
インターネット・ウォー・シミュレーション(TRPGみたいなもの)で作られたものなんですが、
まあその辺のお話は公式サイトで確認するのが手っ取り早くて良いと思います。

最大の魅力と言えるのは、
「基本的にみんなまるで容赦をしない事」でしょうか。
番長グループと生徒会は殺し合いをする仲とはいえ、
「親しい間柄だったが、紆余曲折を経て敵味方に分かれてしまった」という人たちが結構居て、
逆に殺したい程憎み合っている関係というのはあまり見当たりません。
…ですが、まあそれはそれ。
ハルマゲドンと称される決戦においては、両グループともに殺る気満々です。
基本的に相対すれば躊躇せず殺しに行きますし、
双方ともに作戦を立て、判明している相手側の厄介な能力にはきちんと対策を立て、
最も成功率の高い方法で相手を殺しに行きます。双方共にです。

そんな全力VS全力での戦いなので、
当然のように、登場人物は容赦無く死んでいきます
「可愛い女の子だから死なないだろう」「コイツはまだ能力を見せていないので死なないだろう」等という予想は意味を成しません。
可愛かろうと秘めた能力があろうとも重要人物だろうと、死ぬ時はホントに容赦無く死にます。
この辺がすごくシビアで面白いですね。


さて、ここから先に書くのはネタバレ感想です。
未読の方は目を通さない方が良いかと思います。

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2011-02-12 18:45 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

『よいこの君主論』読了

よいこの君主論 (ちくま文庫)よいこの君主論 (ちくま文庫)
(2009/05/11)
架神 恭介辰巳 一世

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個人的にリスペクトしている架神恭介さんと辰巳一世さんのコンビが送る、
マキャベリの『君主論』を小学生にも分かりやすく解説した怪作。

『よいこの君主論』はマキャベリの名著『君主論』を物語形式で解説した新感覚の名著入門書です。凶悪な小学生たちの権力闘争を通じて『君主論』を見ていくことで、まともに取り組むと難解な古典がびっくりするほど楽しく簡単に学べます。社会の授業にも出てくる有名な『君主論』をお手軽に味わってみませんか? 名著は難しいから名著なのではなく、面白いからこそ名著なのです。
 という、公式サイトの一文は、決して誇張ではありません。
実際に読んでいて楽しいし、けっこうちゃんとマキャベリを理解できる良作です。

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2009-12-24 17:21 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

「左90度に黒の三角」読了。

左90度に黒の三角 (講談社ノベルス)左90度に黒の三角 (講談社ノベルス)
(2007/11/07)
矢野 龍王

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 矢野龍王先生の推理サバイバル小説。
以下、感想。
ネタバレは控えめですが、一応注意を。

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2009-12-13 16:17 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

東川篤哉「ここに死体を捨てないでください!」読んだ

ここに死体を捨てないでください!ここに死体を捨てないでください!
(2009/08/20)
東川 篤哉

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 東川先生のコメディミステリ。
「密室の鍵貸します」から続く、烏賊川市シリーズの5作目です。
ここから先はネタバレ感想です
※一応、重大なオチ的な部分のネタバレには反転処理しておきました。

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2009-09-17 23:58 : : コメント : 4 : トラックバック : 1 :

「贈る物語Mystery」読んだよー

 
贈る物語 MYSTERY贈る物語 MYSTERY
(2002/11/19)
綾辻 行人

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 綾辻行人先生編集のミステリー本。
古今の名作短編が収録されている、先生曰く「本格ミステリー入門書」です。

 鮎川哲也先生の「達也が笑う」の犯人当てが面白く、またあまりに思い通りにならなかったため、ここで私のトンチキな推理例を書きます。
ネタバレ全開ですので、未読の方はご注意下さい。
 一度この話を読んでいる方に、「あははコイツアホだ」と思っていただければ幸いです。

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2009-09-03 00:25 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

「ジャンヌ・ダルクの生涯」読んだ

ジャンヌ・ダルクの生涯ジャンヌ・ダルクの生涯
(2001/01)
藤本 ひとみ

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 久々に酷い本を読みました。
いや酷いとは言っても、ゲーム脳に比べれば全然まともではありますが。

 ジャンヌ・ダルクの一生をまとめた本なのですが、ちょっとこれ問題ありすぎるなと。

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2009-07-14 16:19 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

「ウニバーサル・スタジオ」読んだ。

 
ウニバーサル・スタジオ (ハヤカワ文庫JA)ウニバーサル・スタジオ (ハヤカワ文庫JA)
(2007/08)
北野 勇作

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 独特の話の展開センスを持つ北野勇作先生のSF小説。

 内容は、物凄く簡単に言ってしまえば『大阪を舞台にしたテーマパークに関する話』です。
 まあ単に「話」とくくってしまっても、中で語られるのは、各アトラクションの案内の話だったり、従業員の裏話だったり、恐ろしい噂話だったり、夢のあるSF話だったりします。
特定の主人公はおらず、とにかくテーマパーク『ウニバーサル・スタジオ』に関するお話がまとめられています。

 様々な大阪名物―食いだおれ人形とか、阪神タイガースとか、道頓堀とか、そこに沈んだカーネル・サンダースとか、グリコとか―を無理やりにSFや怪談や伝承やらに絡ませるセンスが素晴らしいです。
 こちらのサイトなどが、試みとしては近いでしょうか。

以下にちょっとしたネタバレを含みます。

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2009-07-09 00:17 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

最終鬼畜「ゲーム脳」―ゲーム脳の恐怖その3(最終回)

ゲーム脳の恐怖 (生活人新書)ゲーム脳の恐怖 (生活人新書)
(2002/07/10)
森 昭雄

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 最後です。
流石に5章から先に、
このゲームやっていると恐怖を感じる→その内警官から銃を奪おうとするかも。
を越えるインパクトの文章はそうはありません。あれが一種の山場と言えるでしょう。
 
 とはいえ、まともな事が書いてあるという訳ではありません。

例えば、激情を抑制する前頭前野にある、
 『ゲーム脳人間タイプの男性に自己分析をしてもらいましたが、そのなかに、テレビゲームの成績が悪かったため、頭にきてゲームセンターのゲーム機を数回壊したことがあるという人が多くいたのには驚きました。』
         (P150L13~L15 文章そのままで引用)

 という文章は、「ひょっとしたらこの本で実験に参加した人たちは、全て教授の脳内にしかいないのではないか」という可能性について考えさせてくれます。
 それはゲーマーでも驚きますよ。普通に犯罪ですし…。

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2009-05-26 19:47 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

ノノック

Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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