(当ブログ内で)決定!心に残るPCエンジンゲームベスト10!(前編)

 はい。PCエンジンを偲ぶ企画の第一弾は、まあありがちな独断と偏見のベスト10です。
この手の企画はまあ古今色んな所で行われていますが、裏を返せばそれだけ馴染み深く、有意義な企画であるという事です。
 これらのゲームをプレイした事のある方は、このランキングで存分にPCエンジン現役当時を懐かしんでください。逆にこれらのゲームに触れていない方は、この記事でこれら名作に興味を持ってもらえれば幸いです。

 一応今回ランキングを作るに当たって、一つ決めたのが、アーケードゲームのベタ移植作は除外するという事。
 確かにファミコンに比べてPCエンジンの移植作の再現度は高く、それがPCエンジンの人気の一因ではあったのですが、それでも容量的にステージや音楽をいくつか簡略化しての移植がほとんどでした。その移植度の高さは当時の技術を考えれば称賛されるべきものですが、今改めてこれらのゲームを見た場合、削られた部分も目に付き、少々物足りなく思います。
当時人気のあったアーケードゲームは、他機種に移植されている物も多いです。今更PCエンジン版を評価する必要の薄いという事もあり、今回はランキングからは除外しようと思いました。
 名移植作と名高い「ワルキューレの伝説」「ストリートファイター2´」「ドラゴンスピリット」「R-TYPE」などの作品も、こういった訳で除外です。正直、ちょっと残念ではあるのですが…。

 一方でパソコンからの移植作に関しては、家庭用機→家庭用機の移植である事や、グラフィックの書き換えやボイス等、『PCエンジン版でしかない要素』も多いため、こちらで評価します。

 ちなみに評価としては、当時の思い入れと今思い返しての評価が半々くらい…のつもりです。
特定の作品の評価が不当に高いと感じられたら、それは私の思い出補正の結果でしょう。

 あと当然、あくまで私個人の評価です。念のため。
それじゃ見て行きましょう。まずは10~6位から。

<第10位:ラストハルマゲドン>

ラストハルマゲドン 【PCエンジン】ラストハルマゲドン 【PCエンジン】
(1990/10/26)
フェイス

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 これはパソコンからの移植作。結構色んな所に移植されたんで、知ってる人は知ってる異色のRPGです。
 ゲームバランスはあまり良くなく、魔法のダメージが固定だったり、石化が当たれば敵は戦闘中ほぼずっと固まってたりと、そこかしこに穴はあります。また、一部のダンジョンが非常に鬱陶しい作りになってたり、ローディングもたまに長く待たされる事になったりと、全体的に快適な作りとは言い難いです。
 しかしまあ、そんなのはどうでも良いのです。というか、このゲームでそんな所に注目する人はあまりいないでしょう。

 このゲームの最大の特徴は、主人公がモンスターというところです。
 「モンスターに育てられた人間」ではありません。「半人間半魔族」とかいうのでもありません。モンスターです。
しかも『肌と眼の色を除けば、普通の人間と変わらないが、強大な魔力を持つ』とかそういう今時の中二的なモンスターではなく、オークとかスケルトンとかスライムとか、そういうベターな奴らです。舞台は人類滅亡後の地球。いきなり人類は滅亡しています。
そんな世界で主人公たちモンスター軍団と戦うのが、宇宙からの侵略者、エイリアンです。
 人類滅亡後の地球の覇権を賭けて、モンスターとエイリアンが全面戦争するという話なのです。このゲームは。
この辺の設定をちょっとなぞっただけでも、並のゲームでないのは分かって頂けると思います。
 
 そして、グラフィックの方も、設定相応にエグいです。いきなりオープニングから、弾けたミノタウロスがカラフルな内臓をまき散らしてくれますし、全滅時にはモンスターが惨殺された一枚絵も入ります。
主役であるモンスターも、レベルが上がり形態が変わるとドンドン得体の知れない生物になりますし、合体後の形態なんて、今の基準じゃ出られないような姿になるような奴も…とりあえず、スライムはグロ製造機とだけ言っておきます。

 でも単にグロいキワモノゲームというだけでは無いですよ。後半は開始時点での『モンスターVSエイリアン』という構図からは想像も出来ない様な話の展開を見せますし、魔物の視点から見せられる、人類の生活の残骸などにはなかなか考えさせられるモノがあります。

 良くも悪くもとにかく強烈な個性を持った一本と言えるでしょう。


<第9位:悪魔城ドラキュラX 血の輪廻>
悪魔城ドラキュラX血の輪廻 【PCエンジン】悪魔城ドラキュラX血の輪廻 【PCエンジン】
(1993/10/29)
コナミ

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 名作アクション、悪魔城ドラキュラシリーズのPCエンジンでの一作。
 現在でも、このポリゴン全盛の時代にありながら、『ドラキュラ』シリーズでは質の高いドット絵が見られますが、このPCエンジン版のそれも相当にハイレベルでした。ぶっちゃけ、今の作品で流用されているような雑魚敵も…。
一面の炎に包まれた街や、4面(裏)の川などの背景も美しく、悪魔城のゴシックホラー(という表現が正しいかは分かりませんが、とにかく美しい恐怖感)的な雰囲気作りに一役買っていました。
 音楽も素晴らしく、時に闘志を掻き立てるような勇ましい曲から、時に幻想的でどこか恐ろしい感覚を覚える曲まで、こちらも悪魔城の雰囲気が伝わる曲でした。

 当時賛否両論あったのは、アニメ調で描かれた女子キャラ勢。ときメモも出るか出ないかという時期のゲームなので、結構そういった美少女の需要があったのか、あんまり本筋に関係ない所で、逃げ遅れたor連れ去られた女性キャラを助けるイベントがありました。アニメ付きで。
 「ドラキュラ」がギャルゲーに!といった批判もありましたし、アニメは当時見てもお寒いモノがありました(今見るとなおキツい)が、何故かプレイヤーキャラとして使える、マリア・ラーネッドについては触れておかないとならないでしょう。

 ロングの金髪に大きなリボンを付け、フリフリのピンクのドレスを身に着けた12歳の少女、それがマリアです。当然ながら声の方も鉄砲塚葉子さんのバリバリのアニメ声です。
一応、『ベルモンド家の遠縁の一族』という設定はあるものの、外見的には「不思議の国のアリス」と大差ない格好の女の子が、お供の動物たちと一緒に、死霊がはびこり怪物の行き交う悪魔城を踏破する姿は最早ギャグ。その上、主人公であり、由緒あるベルモンド家の血を引くリヒターよりも明らかに強いというおまけ付きです。
 具体的には、リヒターは『ムチ振っている間動けない』という、攻撃時の隙があるのに対し、マリアは攻撃の隙が無く、歩きながら攻撃が出来ます。更には二連射できるため攻撃力もリヒターより上。
その上二段ジャンプまで出来るので、空中での軌道修正も可能です。「リヒターよりも体力が少ない」という弱点はありますが、リヒターより攻撃を避けやすいので、ダメージを喰らう機会自体が少なく、まるで問題ありません。隠しコマンドで、隙は大きいものの威力の非常に高い精霊アタックもあり、これも状況次第ですがとても強い。

 そういう訳で、今にして思えば、リヒターが「ドラキュラ」シリーズの主人公らしい操作性で、シリーズ相応の難易度を体感できるキャラだったのに対して、それでは難しすぎるという初心者救済用のキャラクターではあったと思うのですが、少々やりすぎた感はありました。
 まあその少々ぶっ飛んだ所を含めて評価されてほしい名作です。


<第8位:青いブリンク> 
青いブリンク 【PCエンジン】青いブリンク 【PCエンジン】
(1990/04/27)
Array

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 ひょっとしたらこの中では一番マイナーかもしれないゲームです。
 原作は手塚治虫大先生の遺作となったテレビアニメで、小さい頃に見ていた様な記憶もあるんですが、うろ覚えすぎてメインキャラと大雑把なストーリーくらいしか覚えていません。
 まあアクションゲームなので原作は特に意識しなくても良いでしょう。世界観やキャラクターは(多分)それほど違和感ある作りにはなっていないと思いますが、システム的に原作を感じさせるのは『体力が減ったらブリンクを呼んで勇気の素で回復してもらう』くらいです。
また、各キャラが何の説明もなく飛び道具を飛ばす姿も、原作見た人だと違和感を感じるでしょう。(多分原作でそんなもの出してなかったと思います)キャラゲーとして見ると、魅力はイマイチだと思います。
 
 しかし単純にアクションゲームと見た場合、これが中々面白いのです。
基本的にアクションなのですが、各エリアのボスと戦うには、エリアのどこかのステージに隠された鍵を探すという探索系の要素があります。隠し場所はノーヒントだとそこそこに難しいのですが、ステージ終わりにいるNPCの話に結構ヒントがあるので、理不尽という程ではありません。
 また、鍵以外でも『ステージにある経験値を100貯めるとライフの上限が一つ増える』という一応の成長要素もあり(マリオのコイン100個で1UPみたいなものです)、その経験値も大半が鍵のように隠されています。
特別集めなくても進めますが、集めて進んだ方が確実に楽になるという絶妙なリターンで、この辺でも面白いゲームだと思いました。
 各エリア・ステージ事に特徴もしっかりあって、鍵の隠し場所が分かっていれば、各エリアで「別に通る必要のないステージ」もあるのですが、それでもちょっと寄っていきたくなる魅力がありました。
 
 難点はキャラのジャンプにクセがあることと、攻撃を喰らった時の無敵が無いに等しい事。突進してくる敵や足場の悪いステージは、操作に慣れるまで鬼門です。

 
<第7位:スナッチャー>
SNATCHER 【PCエンジン】SNATCHER 【PCエンジン】
(1991/06/28)
不明

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 コナミが誇る、名作アドベンチャーがまさかの7位です。
これも元々はパソコンソフトでしたが、アドベンチャーの形式で完結編が収録されたのはPCエンジン版が初。それに加えて大人向けの格好良いグラフィックに隙のない声優陣のキャスティング等、発売前から注目を集めた作品でした。
 そしていざ発売してみると、その期待に見事に応えた出来栄えで、多くのユーザーを満足させたゲームと言えました。

「人に成り変わって社会に潜む機械と、それを追う主人公」という設定は緊迫感アリアリで、初回プレイ時ではビクビクしながらプレイしてました。
個人的に上手いと思ったのが、射撃パートで「銃を抜くのにはセレクトボタンを押す」仕様です。反射神経を要求される場面はほとんど無いのですが、普段あまり使わないボタンだけに、意識しないで咄嗟に押すのは難しく、緊迫した場面になると、いつ襲いかかられても良いように、ボタンに指を置いておくのが常でした。

 一方で、主人公のギリアンと相棒のロボット・メタルギアの漫才のようなやり取りは軽妙で、ハードな世界観でありながら、適度にプレイヤーをほぐしてくれるので、ストーリーの割に「重たく」感じる事は少なかったです。

 個人的に好きなのが、情報屋のナポレオンにいきなり合言葉を聞かれる場面。
 ここでは初回プレイだと、プレイヤーが合言葉を知らないので、一度不正解になった後で合言葉を調べる必要があるのですが、二週目以降などで、プレイヤーが既に合言葉を知っている場合、そのまま正解を答えれば話が進んでしまいます。
 しかしここで一発正解すると、相棒のメタルギアに、ストーリー的に知ってるはずの無い合言葉を答えた事をいぶかしげに思われ、「何で知ってたんですか?誰かに聞いたとか?」とツッコまれます。ギリアンが適当にはぐらかすと、メタルギアは『ひょっとして、パソコン版もプレイしてたのかな?』とメタな発言を…というやり取りが出ます。
 こういった小ネタの使い方も上手く、本編と関係ない所で見れるちょっとしたイベントもあるため、二週目以降も楽しめるゲームだと思います。7位という評価も、低く感じる人が多いのではないでしょうか? 

 まあ、それは初プレイ時に私が小学生だったというのが主な理由です。こっちは元素記号も習ってないようながきんちょでしたからね。流石に謎解きのいくつかは親に解いてもらいましたし、話も全て理解はできませんでした。
 逆に言えば、当時そんな子供だったプレイヤーでも、ここまで良いゲームだったと言えるあたりが凄い。


<第6位:凄ノ王伝説>
凄ノ王伝説 【PCエンジン】凄ノ王伝説 【PCエンジン】
(1994/02/10)
レイ・フォース

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 第6位は永井豪先生のあの漫画のゲーム版。
まあこれもそれほど原作に注目する必要はありません。少なくとも私は原作未読でプレイしましたし。

 ゲームの特徴としては、とりあえず戦闘システムでしょうか。
戦略シミュレーションのようなシステムを取り入れていて、敵味方共に、それぞれの行動回数(最高で3回)移動・攻撃ができるという、独特の戦闘でした。
まあそれほど戦略性が高い訳ではないですし、(基本的には遠距離用武器かESPで飛び道具持ってる敵から倒して、後は自分に近い敵から倒していけばOK)1回の戦闘で出てくる敵数が多く、面倒臭く感じられる部分もありますが、この独自性は評価したいです。
 
 さて、個人的にシステム以外で高く評価したい点が二つ。
 一つはBGM。これはむしろ最近改めて聴いてみて、凄いと思った部分ですが、このゲーム、とにかく音楽が格好良いのです。
特にボス戦の音楽は、海・山・空の凄ノ王それぞれで異なったアレンジが施されており、どれもテンションが上がります。
個人的な好みは海の凄ノ王デュルルルルルルルリュルルルルルルルルルという独特の音の爽快感は異常で、多分私がコナミの株を買い占めたら、次のポップンにこの曲入れます。それぐらい名曲。




 もう一つが、このゲームの最大の魅力・五人衆戦です。
 存在としてはこのゲームの一ボスに過ぎないのですが、こいつらとのバトルは一度やったら多分二度と忘れられないと思います。
五人衆は空の凄ノ王の部下で、ボスとして立ちはだかる前に、イベントでチョロチョロ顔を見せるのですが、戦うのは終盤にかかってから。
 他のボス敵の様に一枚絵は入らないし、大きさも主人公たちと同じサイズなのですが、何といっても5人一斉に出てくるのでインパクトでは劣りません
ちなみにこっちは3人パーティーです。ボスの癖に主人公たちより人数が多いという時点で異端なのに、更には、マガタマの力でこっちの攻撃系ESPを封じてきます。
 このいきなり不利な状況にもってこられるバトルが、すげえ面白いのです。先に戦闘システムについて「それほど戦略性は高くない」と書きましたが、この戦闘だけは例外です。
三人固まってると範囲攻撃で一網打尽にされるので、とりあえずメンバーを散開させて、頭数を減らすため一人に集中攻撃か、それともある程度ダメージを与えて、行動を回復に費やさせるようにするか…と、出来る事が限られている分、必至に手段を考えるのが楽しいのです。
個人的には、幻想水滸伝2のルカ・ブライト戦と同じくらい楽しいです。

 あとは、ビジュアルも中々に頑張っていて、ドットでの一枚絵もあるし、エンディングでも専用の絵があるしで、
ちょっと尖ったゲームではありますが、良作だと思います。


 長くなってきたので、5位から先は後編で。
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2009-09-24 01:11 : レトロゲーム : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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ノノック

Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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