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語り継ぎたいPCエンジンのクソゲーその1。バグと鬱のダブルパンチ 「アルナムの牙」レビュー。


 私はどうもそこそこに運の良い方らしく、
家族仲の良い家庭に生を受けた事に始まり、身体的にも大事は無く、
事故等の大きなトラブルにも見舞われず人生を歩んできました。
そしてゲームに関しても、酷い地雷にブチ当たった回数は少ない方でしょう。
ウン千円出してクソを掴まされるなんで、本当にあってほしく無い話ですからね。
サンキューゲーム神!といったものです。

 が、そんなハッピーゲームライフの一部に存在する数少ない汚点…。
ハードは幼少の頃からの友PCエンジン…恥と罪に塗れたファッキンゲーム…。
俗に言う、クソゲーという奴の一つが、これ。
アルナムの牙 【PCエンジン】アルナムの牙 【PCエンジン】
(1994/12/22)
ライトスタッフ

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 『アルナムの牙』
この恐怖の一作を、うっかり結構な値で購入してしまった身として、
後世に語りついでいかなければならないでしょう。


 さて、このゲームが出た1994年。
ハード戦争でPCエンジンの敗色の色が濃くなってきた時期でした。
当時発刊されていた専門誌も休刊し、発売されるソフトの数も最盛期に比べると寂しくなっていました。
とはいえ、長年親しんできたPCエンジンから、すぐにスーパーファミコン等に鞍替えする気も起きない…。
そんな訳で、当時の私などは、
何か遊べるソフトが欲しい!!リメンバー天外魔境2!!と悶々としていた時期でした。
 そんな時、ゲーム屋で見つけたのがこのゲーム。
絵は、名作「エメラルドドラゴン」と同じ木村明広氏。その上ジャンルは待ち望んでいたRPG。
「じゃあこれも面白いんだろう」と、子供らしい単純な発想をしてしまったのも致し方ない事。
その上、お店の店長さんにも「そのゲーム、そこそこ評価が高かったはず」という風な後押しをいただき、
確かいくらかの値引きまでしていただいた記憶があります。
 当時は、その丁寧な対応に感動し、大きくなったらこんな大人になりたい!とまで思ったのですが、
今にして思えば…まあ多くは語りません。

システムは…まあ…普通?
 この「アルナムの牙」。
戦闘などのシステムは驚く程普通です。
パーティーは最大3人。動けるキャラから行動…といういたってオーソドックスなシステムとなっています。
強いて特徴を挙げれば、攻撃役と魔法役がキャラによってはっきり分かれている所でしょうか。
攻撃役は一切の魔法は使えませんし、魔法役は通常攻撃をする事ができません。
魔法役は、攻撃系から回復系まで多種多様の魔法を使えますので、
正直、攻撃一辺倒の攻撃役の見せ場は少ないですね。
一応、全キャラ共通で、MP消費で「獣化」という強力な攻撃を出せるには出せるのですが、
それでもパーティーの要となるのは魔法役。この辺、ちょっとバランスが悪いと思いますね。

 また、主人公たちパーティーメンバーは、それぞれ十二支になぞらえた12種の獣人で、
各々のキャラも結構立っている方だとは思うのですが、
前述の通り、攻撃役は攻撃のみ、魔法役は魔法のみ、という完全分業制で、
イベントを進めると自動でメンバーチェンジしてしまう事もあり、性能的な個性が薄いのが残念でした。

 その他取り立てて、ここが駄目だ!と挙げる程の欠点は無いのですが、
さりとて特に褒める所も無い…と、システムに関してはそんな感じです。

<バグの嵐!!>
 システムに大きな異常が無いなら、一体何を持ってこのゲームをクソと呼ぶのか。
それはバグの存在です。
このゲーム、制作者側のチャックが甘かったのか、やる気がなかったのか、
プレスをかける直前に悪魔でも降臨したのか、多量のバグが存在しています。
それこそ、アフリカゾウの糞山の如くに山盛りのバグです。
シーブックがF91で無双している隣でビルギットが撃墜されている位の大量のバグ。

 バグについては、ネットで探せばいくつも報告されているのですが、
私がプレイ時に大きなダメージを受けたバグは主に二つ。

 一つは、喋ってるキャラの顔ウインドウがおかしくなる、顔グラバグ
これはゲームの進行自体には何ら影響を及ぼさないバグなのですが、
何しろキャラの顔グラがおかしくなるのですから、プレイヤーの受けるダメージは非常に大きいものとなります。
特に、綺麗なお姉さんキャラが、どっかのおっさんの顔グラで話しかけてきた時には、
やってて時が止まりました。
何時他のキャラもグラがバグるのか…と、その日から私のプレイは恐怖を孕んだものとなりました。
ある意味ホラーゲームです。

 もう一つは、皆大好き、泣く子も黙るフリーズバグ
これはもう、色んな所で確認されているらしいんですが、
私が遭遇したのは、
イベントでボスのいるダンジョンへ→ボスを倒す
→帰り道、ザコとエンカウント→何故か画面がモザイクだらけになり、フリーズ。

という現象でした。
なにぶん、セーブは宿屋でしかできないシステムなので(この当時、それ自体は普通の事なのですが)
一イベントとボス戦を経てのフリーズはショックでした。
何より怖かったのが、何が原因でこうなったのか、まるで見当がつかない事。
例えリトライして、ここを無事に越えたとしても、
そのうち再びフリーズの悲劇に見舞われるんじゃないか…と怯えるのも当然の事。
で、このフリーズを最後に、再びこのゲームを起動する事はありませんでした。
流石に小学生には厳しかったんだ…。
と言う訳で、実はこのゲーム、最後までプレイしていなかったりします。


<差別を扱った鬱展開…>
 さて、このゲームのストーリーをざっくり説明すると、
『人間に差別されている獣人の一族の主人公たちが、
 化物から人間を守るように人間に指令を受けて、人を守る任務を託される…』

というもの。
主人公たちは、自分たちの扱いに不満を持ちながらも、人を守るために戦う事となります。
 まあここまで読んで分かると思いますが、「差別」がテーマになっている結構暗い話です。
作中、これが結構徹底していて、重要人物のみならず、モブの村人などにも差別的な発言が出てきます。
宿屋の親父からも、宿泊後「あんたらの使った布団は燃やしとくから」等と言われたりもします。
 こんな事を言われて、「よし!今日も人々のために戦いに赴くぞ!」とは中々思えません。
ステータス上は全快でも、気分的にはむしろメンタルへ!ですよ。

 真面目な話、こういう鬱描写を頭から否定するつもりはありません。
設定だけでなく、主人公たちが差別されている事は深く分かりますし、
上手く機能すれば、プレイヤーがやる気を出す起爆剤にもなります。
実際このゲーム、シナリオに関しては評価する方も結構いるみたいです。

 でも、このゲームの場合、個人的にはあんまり褒める気にはならないですね。
意欲的な作りだとは思うのですが、
開発者の意図通りでも、差別的表現というのは、やっててあまり気分の良い物では無いのです。
回復施設にまで、そういう台詞を用意したのは、ちょっとやり過ぎだと思います。
しかもこれ、ゲーム初めて二つ目あたりの村での台詞ですからね。落ち込む落ち込む。
 最初のうちは、「よし!主人公たちを救うために頑張ろう!」と、やる気になれたのですが、
先に進むにつれ、バグの障害が立ちはだかり…。

・今現状、ストーリーが辛い→苦痛。
・話を進めるにはバグが怖い→苦痛。


 と、相乗効果で二重のダメージを受ける結果になってしまいました。
この先のストーリーは気になるけど、先に進めば、いつバグが顔を覗かせるか分からない…。
恐怖>期待の心境で、先に進もうと思うはずも無く、このゲームはひっそりと棚に仕舞われました。
せめてストーリー以外の部分で、何かやる気を出させる要素があれば良かったんですが…。

<総評:残念なクソ。>
 結局このゲームをクソと呼ばせる存在にまで墜としたのは、やはりバグの存在だと思います。
まあ、バグなんて入れたくて入れる会社はいるはずもないので、
その辺はもうちょっとちゃんとデバックしてくれれば…と思うと残念ですね。
ただ、正直、戦闘自体があんまり面白くないので
仮にバグを全て取り払っても凡ゲー(ストーリーが肌に合えば佳作)くらいの評価止まりだと思います。
 ストーリーは(プレイしたのは途中までですが)好き嫌いは分かれるものの駄作では無いし、
グラフィックやボイスは頑張ってますが、それ以外のところが非常に残念…。

まあ、バグが本当に酷いので、
この一点だけでクソと断じても良いレベルのゲームです。

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2010-03-09 23:48 : レトロゲーム : コメント : 1 : トラックバック : 0 :
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No title
>イベントでボスのいるダンジョンへ→ボスを倒す→帰り道、ザコとエンカウント→何故か画面がモザイクだらけになり、フリーズ。
これ、おそらく熱炎を使ったことによるバグですね。
2017-03-01 18:39 : 七誌 URL : 編集
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プロフィール

ノノック

Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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