「エルシャダイ」レビュー。

El Shaddai ASCENSION OF THE METATRONEl Shaddai ASCENSION OF THE METATRON
(2011/04/28)
PlayStation 3

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当ブログ的に因縁の深いエルシャダイ。
一応一通りプレイしたので、レビューを書いていきます。
ぶっちゃけてしまいますと、うん…イマイチだったかなあと思います。


戦闘はそこそこ面白かったです。
基本的な作りはシンプルながらも、
3種の武器はそれぞれ個性豊かで差別化できていますし、ちゃんとそれぞれに長所があるのも良いですね。
敵のガードが崩せるディレイ攻撃も、
特別出し難い訳ではないですが、戦闘中はつい連打してしがちになってしまうので、
効果的に使うにはちょっと意識する必要があります。
その分、上手く使えるとしてやった感があって気分良いです。

しかしまあ、
「すっごい面白い」と言い切れるほどには面白くないかなーと思います。
やはりシンプル故の単調さというか、飽きは結構早く来ます。
基本的にザコは3タイプ。
各階層毎にちょっと変わっている気がしますが、
基本的にモーションは一緒で、それほどハッキリした違いは見て取れません。
なんで、基本的にステージが変わってもやる事はほとんど一緒なんですよね。ここが残念。

「ステージが変わってもやる事は一緒」といえば、戦闘以外のジャンプアクションでもそうです。
このゲーム、本当にグラフィックや世界観はとんでもなく独創的かつ美麗で、
各ステージごとに全く違う世界を見せてくれるんですが、
基本的にどのステージでもやる事は足場から足場へのジャンプだけですからね。
もうちょっと、アザゼルステージのバイク操作みたいなのが全編に渡ってあれば良かったんですが…。
個人的には、
そのジャンプアクション自体にあんまり楽しみを見出せなかったのが致命的でした。ゲームの大半を締める要素なのに…。
加えて、一つのステージがやたら長いのも、個人的には嬉しくない仕様でした。
一周クリアすると好きなステージを選んでプレイできるようになるんですが、
「ちょっと気軽にプレイ」するには一つ一つのステージが長すぎてダレてしまいます。


その辺の単調さは、ストーリー的にもマイナスだったように感じられました。
このゲーム、ストーリー的には、
『地上洪水計画の実行を賭けた、天使と堕天使との人智を越えた壮大な戦い』なんですが、
主人公イーノックのやっている事は、ひたすら塔を登っているだけですからね。
やっている事自体はスパルタンXとかとあんまり変わりません。
まあ、アクションって大抵はそういうものですけどね。
どうにもこの辺のストーリーのマクロさとアクションのミクロさが自分の中で上手く消化できませんでした。
もうちょっと寄り道要素があったり、
テンポを阻害しない程度にモブの人に喋らせたりして、その辺を上手くつないでくれれば良かったのに。

ストーリー自体も追いにくい所があって、これもイマイチに感じました。
特に気になったのが、イーノックがナンナを助けに冥界に飛び込む場面
ここが本当に良く分かりませんでした。
このゲーム、
基本的にイーノックは、プレイヤーキャラであるためか、全くと言って良いほど自己主張せず、
またゲーム中敵となる堕天使たちの主張に一切耳を貸す様子も見せません。
各堕天使たちの主張は決して独りよがりなものではないと思うのですが、
イーノックはそれらの言動に迷う事無く自分の任務を遂行していきます。
まあ、
面クリアごとに「これで本当に良いのだろうか…」とかグジグジ悩まれても嫌なんで、
そういう展開が入らないのは個人的には良いことなんですが、
何故か、ナンナが冥界に吸い込まれそうになった時だけはルシフェルの制止を振り切って冥界入りして、
その結果、心が闇に染まったから(?)十年も天界に引きこもって悩んでしまう…んですよね彼。
これが良く分からなかったです。
無個性主人公かと思ったら、いきなり自己主張し出すんですもん。
あとは時々ちょっかい出してくるアザゼルやエゼキエルも良く分かんなかったですね。
時折唐突に登場してきて、
イーノックが倒したら捨て台詞を吐いて、逆に倒されたら勝ち誇って帰って行くというアレです。
何でちょっかい出しにくるのか、何でその場でケリを付けないのか良く分かりません。ホントに。
あとはラストのアレ…うん、やはりアレはやってはいけない展開だと思いました。
設定資料集とやらで補完されるのかもしれませんが…多分買わないんでしったこっちゃないです。
裏設定を楽しむというのは嫌いじゃないですけど、
それはそれとして、ゲームはゲームとしてちゃんと納得させてほしかったです。

道中のステージやイベントは一部凄く面白かったんですけどね。
ネフェリム祭りやアザゼルステージのバイク。
アルマロスオンステージにとっても珍妙な格好のダークイーノック。
この辺はぶっとんだセンスで物凄く笑いました。
ただ…まあ、言ってしまえば一発ネタですからね。
スゲー良かったとは思いますけど、それだけで神ゲーとはいきません。
その基準で言ったら、
狼がシャア声で喋ったり、
延々カレー戦士たちを倒しながらリングの塔を登る『シャドウハーツ2』の方を評価したいですし…。

突き詰めると、個人的に合うゲームでは無かったというのが結論になってしまいますね。
グラフィックは流石ですが、
アクション関係はそこまでハマれませんでしたし、
ストーリーもイマイチ…と何を魅力にして語って良いのか分かりにくいゲームでした。
アルマロスの所は一見の価値はありますが、そのためだけに薦められるゲームかと言えば…うーん…。

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2011-05-16 01:47 : ゲームレビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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