天外魔境2 クリアしての雑記・設定について

・設定について
 どこかで書いたかもしれませんが、天外魔境2の設定の素晴らしいところは、

Q.何故主人公たちは短期間で強くなれるの
A.火の一族の特性。一般人や根の一族にはこのような力は無い。
Q.何故主人公のスタート地点の敵は弱いの?
A.根の一族は暗黒ランの瘴気を吸って成長するため、暗黒ランが出て間もない状態ではその力も弱い。
Q.何故先祖縁の剣より、武器屋で売ってる武器の方が強いの?
A.先祖伝来の剣は、持ち主の命と連動してその威力を誇っていたため、持ち主が死ぬと本来の力が出せない。


 などのRPGの「お約束」について、ある程度のアンサーが物語中で語られる所です。
上手く「設定」として利用しつつ、二つの一族の戦いという物語の根本にも絡めてきているのが凄いと思います。桝田さんは良い仕事をした。

 
 桝田さんと言えば、「リンダキューブ」にしろ「俺の屍を越えて行け」にしろ、彼がシナリオを務めたゲームでは、主人公サイドの設定的に異常な強さ(=主人公補正みたいなもの)の危うさ、恐ろしさのようなものを作中で指摘する場面がどこかでありますね。
 天外2だとどこかの天狗様がボソッと語る「考えてみたら、物凄い早さで成長するお前ら火の一族の方が、根の一族よりよっぽど化け物かもな…やり合ってるあいつらが可哀想に思えるぜ」
というような台詞が結構印象に残ります。

 考えてみたら、根の一族は火の一族を滅ぼすために、本当にいろいろな技術を作っているんですよね。術の開発をしたり、種を掛け合わせてより戦闘的な種を作り出したり、機械技術によって様々な仕掛けを作ったり…。
 それが火の一族に術は体で覚えられ(パクられ)、機械技術はイヒカの集団脱走で流出し、散々強化した兵は、火の一族のナチュラルパワーの前で粉砕され…確かに可哀想になり、「ちょっと火の一族ひでーなー」って気分にもなります。

 「バビル2世」で、多くの兵と兵器を揃えたヨミ様の基地が、ロプロスの超音波で無残に壊滅させられた際にちょっとヨミ様に肩入れし、主人公のバビル2世を恐ろしく感じてしまう感覚と似ていますね。
あとは「チャージマン研!」とか。


 また、

神戸→火の勇者・鳥居堂三郎が自爆し、その頭(こうべ)が落ちた地。
厳島神社→広島の城主が、絹の両親を悼んで立てた神社。
京都の大文字焼き
→八本の聖剣の頭文字を山に残す行事。

 といった、各地の町名や伝統行事を上手く作品世界内に合う様アレンジしているのも面白いです。
まあ言ってしまえば嘘八百な訳ですが、こういう楽しみ方ができるのも和風RPGの特権ですし。

 どうでも良い事ですが、ラストで絹の両親復活しちゃって、神社立てようとしてた広島の殿様はちょっと困ったと思うんですよね。「え?ちょ、生きてるうちに祀っちゃまずいじゃん。どうしよ…」みたいな。

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2009-05-15 22:58 : ゲーム : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ノノック
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ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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