今や背景常連!?鈴城作品の瓜生莉子さんを再評価する。


先日家族感想でその存在を挙げましたが、
鈴城作品の瓜生莉子さんと名前を言われてピンと来る読者はどれだけいるのか、ちょっと不安になります。
個人的には芹先生の漫画で一番好きかもしれないキャラなのですが、
ちゃんとした出番自体は少ないので、あまり認知度は高くないかもしれません。
『看板娘はさしおさえ』に登場する眼鏡のOLさんですよ!
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(2009/04/27)
鈴城 芹

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その後マジョラムの背景で何度も出てきているので、
名前は知らなくても見覚えはあるという人もいるかもしれませんが、
ともかく、今回この眼鏡さんを再評価していこうと思います。



さしおさえ4巻を読んでもらえば瓜生さんがどういうキャラかは分かってもらえると思いますが、
一応おさらいしておきましょう。

瓜生さんは電機メーカーの営業担当。
初登場時は、営業回りで早潮質店を訪れ、新しいコピー機を勧めるという役割で出てきました。
この時、小絵と値段交渉しますが、
そのコマのタイトルが、『年の差17歳』となっており、
小絵が小学一年生で6歳なので、
逆算するとこの時瓜生さんは23歳であることが分かります。
ちなみに値段交渉は瓜生さんが惨敗し、17歳年下の小1にボロ負けして涙を流し
更に五十鈴の「できる女」という見た目の評価に、「出来そうなのは見た目だけ」と自ら卑下して涙を流し
その上小絵が瓜生さんを叩きのめした事に、「相手が悪かっただけ」と言うフォローをされて涙を流し…と、
2Pで3度泣くという驚異的なメンタルの弱さを見せてくれます。
(更に、もらった名刺の相手の契約を全部桜子さんに取られて涙目になっていました。)
見た目すごくできる女っぽいのに、
小学生に泣かされるというギャップがたまらなく、
この一回の登場で、瓜生さんは十分にキャラ立ちしたと言ってもいいでしょう。
小学生との会話で泣く瓜生さん。

さて、そんな瓜生さんの再登場はしばらく後、
休日にジョギングがてら、古民具鑑定をお願いしに再び早潮質店を訪れます。ジャージです
ちなみにジョギングしていたのは「営業の基本ってやっぱり足腰だから」という事で、
他にやることないのか休日にもちゃんと努力する、彼女の真面目な人柄が見て取れます。
この回で瓜生さんはジョギングキャラ(?)ということになったのか、
最終話前のシリアス回でもジョギングしており、
放火犯を追いかけ猛ダッシュを見せてくれました。

実は瓜生さんは初登場時と再登場時でちょっと変化があり、
前髪のベタだった部分がトーンになっていたり、
一人称が「ワタシ」から「わたし」になっていたりします。
瓜生さん初登場時初登場時。

瓜生さん再登場時再登場時。

こうして比較してみると結構違いますね。
実は最終回とその前を含めても出番は4話しかないので、
芹先生の中でもキャラクターが定着していない可能性はあるんですが、
この変化を好意的に解釈するなら、
初登場時は仕事中だったので、ちょっと硬い感じのする「ワタシ」で、
再登場時はプライベートだったので年相応の感じの「わたし」と使い分けているのではないでしょうか?
髪の変化も、ブライベートと仕事で手入れを変えているとか…。
まあ、面倒なので変えた可能性の方がありそうですが。

前述通り、最終回ひとつ前でもジョギング中に登場。
「捕まえてお手柄たてればそれがきっかけで営業成績上がるかも」と放火犯を走って追いかけましたが、
結局犯人はさつきさんがラリアートで吹っ飛ばしてしまいました。
しかし最終話では、
桜子さんがその件で「莉子ちゃんもちょっと有名人になったし」と言っており、
なんだかんだで狙い通りに新聞に載ることはできたようです。
しかしそれでも休んでるはずの桜子の方が営業成績上なあたりが瓜生さんらしいというか…。

さて、こうして本編での出番を書いていくと、
いかにも瓜生さんが残念な人のように思えますが、
実際は、どちらかというと早潮家がチートすぎるだけなんですよね。
犯人を追いかけた時は、成人男性である五十鈴父が驚くほどの健脚っぷりを見せていますし、
仕事のために努力している描写も多いので、落ちこぼれという訳では無いと思います。
ポジション的には、天才に翻弄される秀才みたいな立ち位置でしょうか。
「早潮家の面々を外から眺めた人」のポジションであるために、あまり凄くない印象を受けるのだと思います。

さて、さしおさえ本編での出番が少なかったためでしょうか、
芹先生の次作『くすりのマジョラム』でも、瓜生さんは背景に多く登場します。
そのほとんどが、
街中を走る瓜生さん
走って、

公園を走る瓜生さん
走って、

ひたすら走る瓜生さん
走ってまくっています。
もはやOLなのかランナーなのかといった所。
何にしても、この走りっぷりなら立派に社会人として活躍しているのでしょうから、その辺は一安心という所でしょう。
あれだけ自分を卑下していた瓜生さんも、社会に揉まれて立派に成長したのです。

さて、彼女の背景活躍はきららMAX誌に留まらず、
電撃4コマの長期連載、『家族ゲーム』でも何度か登場していますが、
この度、クリスマス回でも瓜生さんの姿が確認されました!!
ジャージ&スイーツ瓜生さん
クリスマスにジャージでスイーツ食ってましたが。
なんという女子力の低さでしょうか。ジャージで店に来ている辺りは、なんというかかなりアレですね。
せめて、せめてスーツ姿ならまだ色々解釈できたのに、ジャージでこういう店来ているのは言い訳できません。
考えてみれば、さしおさえで小1だった小絵が今では中学生になっているので、
当時23歳だった瓜生さんはもう三十路手前…?
クリスマスに(多分)一人で和喫茶でジャージ姿でスイーツ食ってる20代後半女子…うわあ
ま、まあ普段お仕事で頑張っている分、こういう所で気を抜きたくなるものなんでしょう。
もう存在的には「仕事が恋人同盟」入りしてんじゃないかという扱いになってきましたが、
美人で器量も良いと思うので、どうにかして幸せになって欲しい所。
しかしもう一方で、
そういう年齢とか恋愛とかについてツッコまれて、顔真っ赤にして泣く瓜生さんが見たいという気持ちにもさせられます。
こういう見え隠れする弱点があるのも瓜生さんの魅力じゃないかと思うのです。可愛い。

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2014-01-13 23:45 : 脇役再評価 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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