リーンの翼(全6話)感想。

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(2010/01/27)
福山 潤、嶋村 侑 他

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別にスパロボUXに参戦するからという訳では無いですけど、
なんとなく全話借りたリーンの翼の感想を書いてみます。
※ネタバレ注意です。


とりあえず全話観て、最初に思ったのが「とっつきにくい」ということでした。
まず一つには、各勢力の関係がややこしいこと。
作中に出てくる勢力をザックリ説明すると、
サコミズ王率いるホウジョウ国とそれに対する反乱軍に、地上の在日米軍と、
これら三つの勢力がそれぞれ軍を持っているのですが、
これらの組織は一枚岩ではなく、軍に所属するキャラ一人一人にそれぞれの思惑があります。
例えば、サコミズ王の娘リュクスは、立場上はホウジョウ国にいながら、
父の野心を諌めようとして、しばしばサコミズと対立します。
またサコミズ王の後妻コドールも、サコミズには見せない野心があったりと、皆一筋縄ではいきません。
こういうキャラ間の腹の探り合いは見ていて面白くはあるんですが、
個々の思惑を把握するのは大変で、正直一話なんて、キャラ間の関係を理解する前に終わっちゃいましたからね。
また、バイストン・ウェル等の世界観設定も作中ではほとんど説明されないので、
小説版なりダンバインなりに触れていないと更によく分かんないこと請け合いで、これもまたとっつきにくい。

そしてもう一つ、
五話でコッテリ挟まれる第二次世界大戦の東京大空襲や原爆投下などの惨状がかなーり本格的で、
これは合わない人にはすごく合わない…というか、個人的には見ていてテンションが下がった場面でした。
まあこの戦争描写があって、サコミズの行動に説得力が出るのは分かるし、
強烈なメッセージ性もあったと思うんですけど、
こっちは「わーナナジンかっけー戦闘シーン燃えるー」くらいの気持ちで観てたんで、
いきなりリアル戦争の話になって、「あ、うん…駄目だよね…戦争…。」とショボンとさせられました。
急に小学校の授業で見せられた戦争アニメが入ってきた感じ。
更に言うと、この戦争描写で「女子供が死んでいく姿」を見せられ、涙まで流したのに、
現代の東京に戻ってきたら、結局その東京を戦火に沈めようとするサコミズ王の姿には、
正直ちょっとガッカリした所がありました。
現代の東京を攻撃すれば同じように民間人に死者が大勢でることくらい想像できそうなものですけど、
どうにも作中描写だとそれを「厭わない」ではなく、「考えていない」ように見えてしまって…。
小説版を読んでいればこの辺の心情も理解できたのかもしれないですけどね。
あと、細かい不満点というか、よく分からなかったのが、
最後の最後で唐突にリュクスが消えた所なんですけど、これ本当になんでなんだろう。

とまあ、正直「ロボットアニメ」を期待して観ると肩すかしをくらう作品ですね。
主人公、そんなに活躍していないし
とはいえオーラーバトラー同士の戦いはカッコいいし、
こういう異世界の兵器と現代の戦闘機が戦い、
しかも現代側もそれなりに戦えているという設定は珍しく、面白い設定だと思います。
サコミズ王も、後半老害化(失礼)したとはいえ、
強烈なキャラ性でこれも非常に面白いので、見るべきところは多いアニメなんですよね。
これがスパロボ補正でどうなるのかというのは気になるのですが…。

序盤は観ていてよく分からず、終盤はあまり快く見れずだったので、
2~4話あたりが個人的には観ていて面白かったですね。
最大風速は、2話でお互いオーラバトラーに乗ったサコミズ王とエイサップの会話シーンで、
サコミズ「エイサップ鈴木くん!!リュクスと共にこの国を継いでくれ!!」
鈴木「そんな事を言って、隙を作らせるのか!?」
サコミズ「そうでもあるがぁぁあ!!」(言いつつ投げる)

の流れで、ここは観ていてゲラゲラ笑いました。
サコミズ王が小山力也さんの声で「エイサップ鈴木君!」と呼ぶだけで失礼ながら面白いし、
いきなり後継ぎ勧誘するのも面白いし、
隙を作らせるための懐柔策だと思われたら肯定するのも面白いしで、どこを切っても面白い。
これと、3話の最初の方で、
「岩国は、牡蠣とサヨリが美味いんですよ」と、唐突にうまいもんアピールする海自の人の台詞が作中2大名台詞でした。

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2013-03-08 00:53 : アニメ感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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