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今更ゲームレビュー『真女神転生4』

真・女神転生IV真・女神転生IV
(2013/05/23)
Nintendo 3DS

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本当に今更ながらのレビュー。
若干のネタバレ要素があるんで、未プレイの方は注意してください。
なお、DLCに関してはノータッチです。


・戦闘バランスについて。
今作をプレイした方が皆思うのは、恐らく「死にやすい」という事でしょう。
今回は全体的に被ダメージが高めに設定されており、
序盤はザコ敵の攻撃スキルを2発喰らえば、HPの少ない仲魔は死亡。
複数回攻撃なら最悪(フルヒットすれば)一撃死も有り得るバランスになっています。
しかし、それ故にシリーズ屈指の高難易度かと問われれば、別にそんな事はなく、
それ以外の部分はかなりユーザーに優しく作られています。
具体的には、今回はメガテンシリーズでも珍しいことに、
主人公が死んでも即ゲームオーバーにはなりません
そのため、運悪く主人公に攻撃が集中することになっても、なんとかなる可能性は十分にあります。
仲魔関連のシステムも、Ⅲに比べて大分優しくなっており、
まず、合体継承はスキルが自由に選択できるようになり、
強いスキルを持った仲魔の制作も非常に容易になりました。
また、ストック内の仲魔にも経験値が入るようになり、
戦闘中の仲魔交代も、「次に回す」と同じアイコン消費量(2分の1)でできるようになったので、
戦況によって複数の仲魔を使い分けるのもやりやすくなりました。
回復施設も、Ⅲまでのメガテンのように、「消耗に応じて治療費がかかる」のではなく、
「無償もしくは一定金額(割と安価)でメンバー全員を全快」になったので、
死者が複数出ても、回復料金で稼いだ金が持ってかれるという自体にはなりませんし、
そもそも今回、これもシリーズ内で珍しいどこでもセーブ方式のため、
マメにセーブしていれば、万が一全滅しても問題無いという状況も多く、
それすら忘れても、全滅時にカロンに袖の下を渡せば復活させてくれる…と、
戦闘の苛烈さに対して、他システムの親切さでバランスがとられています。
(むしろシステムが親切になった分、戦闘バランスをキツくした、という感じかもしれませんが…。)
ストレスを感じることなく、シビアな戦闘を楽しめる、
という良バランスになっていると思いました…中盤までは

しかし残念ながら、
後半はこのバランスが若干ヌルい方向に崩壊しているように感じられました。
これはレベルが上がるにつれ、各種無効吸収反射の耐性スキルや、
メシアライザー・ランダマイザ等の強力な回復・補助スキルを所持した仲魔が増え、
更にスキル継承が自由にできるので、それを他の仲魔につけるのも楽になるのに対し、
敵側の戦力はそこまでインフレしない、というのが大きいと思います。
メディアラハンを覚えれば、戦闘では「死なななきゃ安い」バランスになりますし、
全強化・全弱体化のラスタキャンディ・ランダマイザを覚えれば、基本的にボス戦は安泰と、
これらのスキルが揃ってくると、
どうにもボス戦での緊張感が薄くなり、あまり良いバランスとは思えませんでした。
『ストレンジジャーニー』のラスボスなんかは、
メシアライザー・ラスタキャンディ・ランダマイザが揃っていても、
尚苦戦するバランスだったので、今回もそれくらいエゲつないボスが出て来るのかと思ってたんですが、
そんな事はなく、どうにも敵側がインフレについていけてない感がありました。
…まあ、実は今回のクリアレベルは90とかなり高かったので、
もうちょっとレベルを抑えてやっていればまた違った感想になったのかもしれないですけど、
今回そこまで熱心にレベル上げをしていなかったりします。
チャレンジクエストは積極的に消化していましたが、
すれ違いで貰った魔導書(経験値取得アイテム)も40個程余らせていましたので、
そこまでレベルを上げようと思ってプレイしていた訳ではなかったのですが、
結果的にはクリアした時点でここまでレベルが上がっていました。
今回、会話で仲魔を増やした時の経験値がかなり多いので、
合体材料を集めたりしていると、いつの間にかレベルが上がっていたりします。
こういう所も後半の難易度低下に関わっているのかもしれません。

・悪魔について。
今回悪魔の数ははっきり言って相当多い…はずです。
種族では、日本神話好きには嬉しい天津神・国津神が久々の復活を遂げ、
ハッカーズ以降、出番の少なかった死神も復活。その分悪魔の総数も増えました。
ちょっと残念だったのは、悪魔の口調がそれほど多くないことでしょうか。
特にガイン系とマッド系口調がないというのはいかがなものかと思います。
モコイやイッポンダタラはライドウ以降、その口調で完全にキャラが固まっていたので、
今更他の口調で喋られても…とどうしても思ってしまいます。
あとは、折角女悪魔作ったのにババア口調というケースもやや問題でしょうか。
これにはちょっと悲しいものがありました。

まあそれはそんなに大した問題ではなく、
今回真にどうかと思うのは、悪魔のグラフィックが9割方過去作からの流用という事ですよ。
デビサバ1→SJ→デビサバ2と、
ここ数年で出したシリーズ内でも散々使い回してはいるんですが(それ自体もどうかと思うんですが)
ナンバリングタイトルでも更に使い回しというのは、なかなか辛いものがあります。
また真Ⅰ・Ⅱの頃に描かれた悪魔と、
デビルサマナー~ハッカーズ頃に描かれた悪魔のグラフィックでは、
金子さんの画風(塗り?)もかなり変わってきているので、
どうも悪魔ごとの不統一感があって、中々見ていて辛いものがあります。
今回、悪魔グラが大きく表示される機会が多いので余計に違いが目立つのです。

では残り1割の新規描き下ろしの悪魔はどうか。
これは金子デザインでない、ゲストによる新デザインの悪魔なんですが、
これがなんというか…微妙です
デザイン自体の良し悪しはともかくとして、
金子デザインの悪魔と並ぶとやはり違和感があるというのが正直な感想です。
それでも、新規悪魔に関しては割り切ろうと思えば割り切れますが、
問題は、既存悪魔の新デザイン化でしょうか。
リリスやルシファー、四天使等、
シリーズお馴染みで、かつ扱いの大きな悪魔のデザイン変更は、従来のファン程受け入れ難い物があります。
まあシリーズ過去作とは直接的なつながりの無い今作で、
例えば真Ⅰのリリスがそのまま出てきてしまえば、
過去作をプレイした人はどうしても真Ⅰ主人公との悲恋を思い出してしまいますし、
過去の大物がそのままの姿で出てきてしまうのを避けたい意図は分かりますが、
とはいえ過去作でシナリオに絡んできた大物悪魔たちが、
全然違うグラフィックになって出てきても微妙な気持ちになってしまうもので、この辺は非常に難しい問題です。
他の悪魔が今までとまったく同じグラなのも問題なのかもしれませんね。
とにかく新デザインは全体的に微妙でした。

・ダンジョンとマップについて。
今回ダンジョンは、真Ⅲ同様のマス区切りでない3D方式。
ストレンジジャーニーのダンジョンが中々に複雑だった反動か(個人的にはあれも好きでしたけど)、
面倒なギミックは少なく、構造自体も単純なモノが多いです。
ダンジョンが比較的簡単だった真Ⅲやハッカーズと比べても、なお簡単な部類に入ります。
また、構造の単純さに加え、全体的にダンジョンそのものが短めです。
以前のシリーズなら、「そろそろダンジョンの中盤かな?」と思う所でボスの間に辿り着いてしまうくらい。
(ただしその分、真Ⅲやジャーニーに多くあった、「ダンジョン内のターミナル」はほとんどありません。)
とはいえ、今回シンボルエンカウントで常にダンジョン内の敵に気を付けなければならないため、
あまり複雑なギミックを持ってこられても困るというのも事実。
視点を上下に切り替える事ではしごや降り口を発見する仕組みは、
単純ながらもちょっとしたアクセントになっていて楽しめますし(焦っていると意外と見つからないのです)、
これはこれで面白い、というのが個人的な感想です。
何より、真Ⅲと同じく3Dグラフィックで東京の街並みを表現してくれただけでも嬉しい限り。
初めて上野に降り立った時のワクワク感、あれは素晴らしいものがあります。

逆に、ラージマップの仕様はイマイチでした。
どこが通れてどこが通れないのかが真Ⅲに輪をかけて分かりにくく、
更にシンボルエンカウントはラージマップ上では先制攻撃できなくないのでそれも面倒くさい。
そういう状況の中、ミッション等では「天王洲シェルター」等、
覚えてもいない東京の地名で目的地を言われる事が多いので、この辺は非常に不親切。
ゲームの目的地をヤフー地図で探したのは初めてでした

・シナリオについて。
いつものL-N-Cの属性選択メガテンで、大筋は今までのシリーズと大差ないと思います。
お馴染みな反面、それほど目新しさはない、というのが正直な感想です。
プレイしていてちょっと気になったのは、
(最初に主人公が所属している組織も含め)道中いくつかの勢力が出て来るんですが、
話が進むにつれ、どこもある程度変化が起きる事。
具体的には、新しい教えが出来たり、とある人物がその組織からいなくなったり、
あとは組織が丸ごと潰れたりと様々ですが、
こういう事が起こるので、最初から「一週目はLAWルートだ」と決めている人は良いのですが、
「○○の人たちと離れがたいから、おそらく彼らが居る××ルートに行こう」等と考えていると、
話が進むうちに目論見が外れてしまったりもします。(これは真Ⅲでもそうでしたけどね。)

あとは細かい所ですが、ちょっと中盤阿修羅会に振り回され過ぎていた感がありました。
ちょっとネタバレしてしまうと、「仲間の先輩サムライ(モブ)を人質に言う事聞かされる」という状況なんですが、
プレイヤー視点では、「こんなモブの心配してこんな外道どもの言う事聞いてどうする。」と思っていたし、
ゲーム的にもそういう「選択」のできそうなゲームだったので、
ここで「ここは言う事を聞くしかない」となるのは納得できなかったです。

・総評。
シリーズ1の良作…とまではいきませんが、
粗の少ない、落ち着いた良いゲームだと思います。
3D化とシステムをガラリと変えた真Ⅲと比べると、
今回から大きく変わったシステムというのはなく、今までのシステムをより進化させた感じ。
ただちょっと親切設計すぎて、後半はプレイしていて作業になってしまった部分があったり、
悪魔グラフィックの使い回しや、ほぼ一枚絵で進行するイベントなど、
少し制作側の力不足を感じる所があるので、そのあたりは残念です。
ちょっとまとまりすぎててナンバリングタイトルとしての感動が少なめ、というのが最終的的な評価でしょうか。

とはいえ、あまり頻繁に出る訳でもなく、
更に言えば、この先どうなるかも定かでないメガテンシリーズ。
久しぶりに出たナンバリングタイトル故に評価が辛くなってしまっている部分はあると思います。
プレイヤーへの配慮も多く、ストレスの感じない作りになっているのは高評価。
変に気負ってプレイしなければ十分に楽しめる作品ではないでしょうか。

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2013-11-11 18:26 : ゲームレビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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