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『キン肉マン』のジャンクマンを再評価してみよう。


ジャンプ黄金時代を支え、
現在でもウェブで好評連載中の、超人プロレス漫画『キン肉マン』。
この漫画について、今更説明する必要は無いでしょう。
しかしその長い連載期間の中に登場した、ジャンクマンという超人については、少しの説明が必要かと思います。
残虐性はジャンクマン

↑彼が今回紹介するジャンクマン。
悪魔超人たちの上役たち、悪魔六騎士の一人で、
スニゲーターとプラネットマンを倒したキン肉マンの前に、
残り六騎士メンバーのザ・ニンジャ、アシュラマン、サンシャインと共に姿を現します。
こう紹介すると、一緒に登場した他3人がその後も出番があるのに対し、
ジャンクマンは一人だけ再試合無しなんで、ちょっと可哀想な立場ではあります。
しかし2013年現在、新シリーズにおいて他の六騎士ともどもシルエットで登場し、
ここにきて再びリングに立つ可能性も出てきましたので、
今後の展開への期待も込め、ここで彼の活躍を追い、再び評価していこうと思います。


彼が登場するのは黄金のマスク篇。
正義超人のパワーの源である黄金のマスクを取り戻すため、
前述通りスニゲーターとプラネットマンを倒したキン肉マンですが、
プラネットマン戦で己の身を犠牲にキン肉マンを助けたウォーズマンは仮死状態になってしまいました。
ウォーズマンを救うため、キン肉マンは力を取り戻したロビンマスク、ブロッケンJr、テリーマン、ジェロニモと共にウォーズマンの体内に入りますが、
そこでは残りの悪魔六騎士が五重のリングと共に待ち受けていました。
黄金のマスクを取り戻すため、そしてウォーズマンの命を救うために、
キン肉マンを除いた一行は悪魔六騎士に戦いを挑みます。
そしてその第一戦が、ロビンマスクVSジャンクマンとなり、ここに死闘が始まりました。

ジャンクマンの外見で目につくのが、なんといってもその両腕についた巨大な針付き鉄板。
これで相手を挟み込んで圧殺する「ジャンククラッシュ」がジャンクマンの必殺技です。
流石のロビンマスクも「これをくらっちゃおしまいだ!」と身をかわしますが、
ジャンクマンは、避けた攻撃がウォーズマンの背骨や応援するキン肉マンに当たるように立ち回っていたため、
仲間を身を危険に晒されたロビンは、避ける事もできずにジャンククラッシュを喰らってしまいます。
しかし、そこでやられるロビンマスクではありません。
その身に包んだ鎧でジャンククラッシュを止め、すぐさま鎧を脱いで反撃に出ます。
対するジャンクマンはこの反撃にも余裕の表情。
なんと、「オレさまが本気を出せばロビンマスクのヨロイもろともなかみもジャンクできた!」と衝撃の発言。
そして連続ジャンククラッシュであっという間にロビンの鎧を鉄の塊へと変え、その言葉が真実であると証明します。

ショックを受けるロビンですが、ジャンクマンのターンは終わりません。
ジャンクマンはロビンの隙をつき、キン肉マンへと襲い掛かります。
当然すぐさまキン肉マンを庇うロビンに、そのまま攻撃を仕掛けるジャンクマン。
そのジャンククラッシュの挟み込みを、両手で止めたロビンマスクですが、
なんとジャンクマンの胸から巨大な針が突き出て、ロビンマスクを貫きます!
大出血を負いながらも立ち上がるロビンですが、
彼はあくまで冷静に、ジャンククラッシュという技について分析していました。
「ジャンクラッシュは前方の相手に対して直線的な攻撃しかしてこない!
だから前方からの攻撃さえよければ!!うしろは無防備!がらあきだーーっ!」

ロビンは再び放たれたジャンククラッシュを潜り抜けると、ボディスラムでマットに叩きつけます。
そして追撃の二―ドロップを放ちますが…。
「魔技!!ダブルフェイス!!」
なんとジャンクマンの後頭部にもう一つの顔が現れ、放たれた真後ろへジャンククラッシュが空中のロビンを捕えます。
ついにジャンククラッシュをまともに喰らってしまったロビンマスク。そのダメージは深刻です。

なんとか起き上がったロビンマスクは、再び背後に回り込もうとしますが、
またしても魔技ダブルフェイスによる後方ジャンクの餌食になってしまいます。
絶体絶命の状態で、それでも勝つための手段を考えるロビン。
ジャンクマンの攻撃を避けるにはスピードが足りない、ならば身を軽くするんだ。
そう考えたロビンマスクは、
自らの仮面のひさしとベルトを外すことにより、ダブルフェイスでも捕えられないスピードで動き、ジャンクマンを翻弄します。
…正直、外した二つに動きが変わるほどの重さがあるとは思いませんが、まあロビンが出来るなら出来るんでしょう。
ジャンクマンはそれでもジャンククラッシュを狙いますが、
見事にスカり、勢いそのままにコーナーポストに激突して顔を潰してしまいます。ドジッ子ですね
しかし既に重傷を負っていたロビンマスクもついに力尽きてダウン。
勝利を確信したジャンクマンは、止めのジャンククラッシュを放ちます。
しかし、ロビンが全身血塗れだったため、これがまさかのすっぽ抜け
技の隙にロビンに逆タワーブリッジを決められ、KO。
ロビンマスクの勝利で勝負の幕は下ります。



さて、こうしてまとめてみると、意外なほどにロビンが苦戦していた試合だと思います。
というか、ロビンはジャンクマンに終始圧倒されていたような印象すら抱けます。
・鎧でジャンククラッシュを防いだ!→本気出せば鎧ごと潰せます。
・両手でジャンククラッシュを押し留めた!→胸から針が出て攻撃します。
・ジャンククラッシュは背後が無防備だ!→ダブルフェイスで後ろにも攻撃できます。
と、ロビンマスクはことごとく自分の作戦の上を行かれているんですよね。流石は悪魔。
ジャンククラッシュは非常にシンプルな技なので、相手が「ジャンククラッシュ対策」に出る事は必至。
ならば相手の対策の更に裏をついた攻撃を…と前々から策を練っていたのかもしれません。
見た目そんな印象はありませんが、ジャンクマンは意外と頭の良いキャラではないでしょうか。

しかしこれだけの破壊力と知略を読者に見せつけておきながらも、
それでも尚ジャンクマンにショボいイメージがつきまとうのもまた事実。
やはり外見がまるで格好良くないというのが根本的な原因でしょうか。
両腕の針鉄板を別にすれば、なんというか…特徴がなさすぎてモブキャラにしか見えないので、
どうにも「ロビンを圧倒した実力者」というイメージが持てません。
外見と言えば、どうしても凶器攻撃しているように見えてしまうのも問題で、
あれはスニゲーターのエリマキカッターや、プラネットマンのプラネットリングみたいなもので、
「自分の身体の一部だから凶器じゃないよ理論」が当てはまるのでしょうけど、
どうにもダーティーな印象はぬぐえません。
まあヒール上等の悪魔超人なんで、ダーティーイメージが付いても問題無いといえばそうなんですけど、
「卑怯」なイメージに寄り過ぎて、超人としての実力があまり評価されていないようにも思えます。
ダブルフェイスだってそれ自体は別に反則じゃないと思うんですが、
顔を潰した時のキン肉マンの「これで一対一のまともな勝負ができる!!」という台詞で、
なんか二人がかりで戦っていたような印象になってしまってますしね。
別にアシュラマンみたいに、他の超人の腕を奪った訳でも無いのに…。

あとは、やっぱり負け方がしょっぱすぎたというのも問題だと思います。
あれだけロビンマスクを圧倒していたのに、
コーナーポストにぶつかって顔潰して、最後は技のスッポ抜けで負ける、というのはやはり情けない。
というか、自らの地獄が『血の海地獄』なのに、
相手を血塗れにしたのが敗因になるというのはいかがなものでしょうか。
よくよく考えると、この試合でジャンクマンが喰らった攻撃は、
①ショルダースルー(喰らった勢いでそのままキン肉マンに攻撃した)
②ドロップキック(余裕で受け身取った)
③ボディスラム(続くニードロップを迎撃)
④コーナーポストに激突(自爆)
⑤逆タワーブリッジ(KO)
これだけですよ。
①・②は描写的にほとんどダメージになっていないでしょうし、
③も繋ぎ技なので特に深いダメージになっていないでしょう。
しかし④で顔を潰すほどのダメージを受け、⑤で一発KOされています。
まあタワーブリッジは背骨をへし折る威力がある技ですし、
ましてジャンクマンが伏せた状態だと両腕が重い分、自分で体を反らすのが難しそうですから、
これでKOになるのはしょうがないとは思います(よくよく読むと、KOされた後のジャンクマンは頭の後ろに両足が来るくらい曲げられています)が、
実質、受けたダメージのほとんどが自分のミスによるものというのは情けない限りです。
余談ですが、第二戦ではザ・ニンジャが転所自在の術とかやったせいで、
マットが突き破られ、結果として当のザ・ニンジャがジャンクマンの胸の針に突き刺さり死ぬ訳ですが、
落ちてくる直前に、ロビンマスクが「地獄の正体はジャンクマンの死体では…!?」と言っているので、
この逆タワーブリッジが原因でジャンクマンは死んだみたいです。合掌。

しかし逆に考えれば、
ロビンマスクがジャンクマンに勝てたのは、
「偶然ジャンクマンの技がスッポ抜けたから」という運によるものでしかありません
実際この試合、ロビンの策で功を奏したのは最後の「身を軽くして速く動く」だけで、
それまでの策はことごとくが裏目に出て、かなり一方的な試合展開になっていました。
あのロビンマスクをそこまで追い詰めたというのは確かな事実です。
子供の頃読んでいた時は、
ロビンマスクが活路を見出した!→しかしジャンクマンの餌食、という展開にかなり絶望できましたし、
単純な技に見えるジャンククラッシュに、
「胸から針」や「真後ろへのジャンク」など、
その弱点をカバーする技(?)があるのも、意外性があって実に良いと思います。

シンプルな破壊力と意外な知略を併せ持つジャンクマン。
出番はロビンマスクとの一戦のみの上、
最近クラッシュマンなんていう、コンセプトがモロ被りの上に見た目が格好良い奴が出てきたため、
正直立場の無い彼ですが、
よくよく読むと意外と頑張っていたので、もうちょっと再評価されて欲しいキャラではあります。
出来る事なら、地獄でクラッシュマンと一戦交えて格の違いを教えてやって欲しいです。

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2013-10-21 20:27 : 脇役再評価 : コメント : 5 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

どうもです。
キン肉マン好きの自分には嬉しいですね、このような話題。
文章でまとめるとジャンクマンの強さがわかるますね。ただ、やはりキャラのデザインが…
2013-11-02 08:24 : 光 URL : 編集
Re: タイトルなし
>>光さん
ジャンクマンは過小評価されている部分があると思うんですよね。
あのロビンマスクの策を何度も破り、あわやという所まで追い詰めたというのは確かなのに。
まあ負け方が負け方だからしょうがないとも思いますけど、もうちょっと評価してほしい所です。
2013-11-02 21:46 : ノノック URL : 編集
自分もジャンクマンvsクラッシュマンは是非みたいと思っていました。
このカードは実現しませんでしたが、本編に再登場したジャンクマンが活躍して拍手喝采してました。
ジャンクマンが「ロビンを苦しめた実力者」と言うのに自分も同意します!
2014-07-05 17:01 : てつぶし URL : 編集
Re: タイトルなし
>>てつぶしさん
ああ書いておいてから、
まさかジャンクマンがあそこまで株上げるとは思っていませんでした。
そしてサイコマンが魂をあっさり潰したんでクラッシュマンの株は下がった感が…。
ジャンクマンはロビンに対しては圧倒していましたが、
手数の少なさと決着のショボさのせいで評価が分かれてる所なんですよね。
本当に再評価されたのは何よりです。
2014-07-05 22:20 : ノノック URL : 編集
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017-01-22 18:27 : : 編集
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Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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