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電撃4コマが終わってしまったので振り返ろう。


既に電撃プレイステーションを買わなくなって久しいので、
今更電撃4コマの話をするのもなんですが、
2016年9月30日の電プレで、電撃4コマが終了との事なんで、最後だからと購入しました。
正直一年ぐらい前からぼちぼち終わるんじゃないかとは思っていましたが、
流石に『CLUBゲーム倶楽部』の2巻発売の2日後に連載誌がなくなるとは思いませんでした。
2巻買って「これは次巻も楽しみだー!」と思っていたのですが
芹先生のツイートみるに、移籍などの話も無いみたいですし、続刊の可能性も残念ながら低そうです。
読者視点だとヤケに急な最終号だったので、
最終回、担当を殺したり(図1)出版社を破壊したり(図2)といった、
ドリームを見せる連載作品もあるかとヒヤヒヤしていましたが、
おおむね「これからも平和な日々が続く」系最終回で、まあ一安心。


図1―カレー沢薫先生『ねこもくわない』連載誌休刊時の最終回(他誌に移籍)。


図2―大川ぶくぶ先生『ポプテピピック』最終回(後にセカンドシーズンで復活)。
これらの行為は作者生命を傷つける危険性があります。真似をすると危険です。


しかしまた急な最終回だったなと思いましたが、
よくよく思い返してみるとこの電撃4コマ、事前に読者へアナウンスみたいな事は滅多にやりませんでした。
そう考えると、「いつの間にかなくなってる」ではなく、ちゃんと最終回を知らせてくれただけ良かったのでしょうか。


そういえば、電撃4コマってもう12年も続いていたんですね。
最初付録として付き始めた時も「急になんかやりはじめた」って印象でしたが、
それがこれだけ長く続いたというのは、それだけ読者の反応が良かったという事でしょうね。
元々、他にあまり例のない雑誌付録漫画という事で、
電撃4コマの試みが上手くいったのかどうかは正直よく分からないのですが、
「数号で終了の予定」という話もあったみたいですから、
これだけ長く続いただけでも成功なんじゃないでしょうか。

個人的に、電撃4コマが始まった当初、
まだ編集も作家も読者もこの付録漫画誌にどう付き合っていくのかよく分かってない中で、
読者を惹きつけ、電撃4コマ連載陣でいち早く注目されたのが、祥人先生の『日がな半日ゲーム暮らし』だと思います。
「なんとなくゲーム系」というゆるいコピーに一致した絶妙なゆるさ、
ゲーム好き女子高生たちの日常生活の可愛らしさ、
そしてゲーマーあるあるネタの切り口の良さで、今読んでも面白い、非常に完成度の高い作品でした。
PS2世代にとって猫リセットは最早伝説の中のみの話です。
特に劇的な展開もなく、恋愛要素もなく、高校3年間で水着姿を一回も見せない
ただただ女子高生たちがゲームしたりゲームの話をしたりするだけで面白い、稀有な漫画でした。

また、鈴城芹先生の『家族ゲーム』も同じく創刊号から掲載。
こちらは割と早めにゲーマーあるあるネタはほどほどに、
早めにラブコメ展開に移行していき、多くの恋愛模様が描かれていったのですが、
登場人物が(オタクなので)恋愛に疎かったり、カップル間に年齢差があったりといった展開が多く、
皆関係を急がず、真摯に付き合おうと努力しており、
読んでいて好感の持てるカップルが多かったのは大きな魅力でした。
また、この漫画はリアルタイム進行でキャラが成長していったので、
ちょっとずつカップルの仲が進展していきつつ、歳を重ね人間としても成長していく、
そんな少年少女の成長物語的な面もありました。
最初は人見知りで常にまごまごしていた紫杏なんか、
葵たちと交流を深めた結果、最終的に輝明(彼氏)をタジタジにするほどの精神的成長を見せていました。
中1時。この頃は引っ込み思案でした。
 ↓
高3時。見た目はあまり変わりませんが、色んな意味で大人に。
最終的に、レギュラー陣だけで登場人物は50人以上、連載期間(作中経過時間)は総10年と、
ちょっと一見さんに薦めるのは難しい漫画になってしまった感はありましたが、
その分、一話一話の中で多くのキャラが登場して話が進展していくので、毎回内容が非常に濃い漫画となっていました。

その後、(恐らく)好評につき、当初隔号付録だった電撃4コマも毎号付録に。
それにともない連載漫画も増え、読者投稿者から連載が始まった作品というのも多く出ました。
その中での、個人的なお気に入りが野月楓先生の『ゲマママ』と岩井智先生の『ぴーえす珍化論』。
どちらも以後電撃4コマ内でやたらと増えていく「ゲーム好きの変な生き物と同居する」話なんですが、
作中の雰囲気が良く、安定した面白さが魅力でした。
『ゲマママ』は、ウサギ型ゲム星人のラビがひたすらゲーム三昧(たまにアニメも)の日々を過ごす話なのですが、
とにかく「楽しそうにプレイする描写」が上手く、
私のやらないゲームでも面白そうに思えるような出来でした。
ラビは美少女ゲー大好き煩悩丸出しの中身はオッサンなのですが、
マスコット的見た目なので、オタク趣味を熱く語っても絵的に全く痛々しくないのが素晴らしかったです。
ダラけている姿も愛らしく見えるのは素晴らしい。
たまに頭身が上がると、それだけでギャグになるしで、
こういう「作者の感想を言わせるキャラ」として、非常に良いキャラクターだと思います。
また、ゲームやアニメのみならず、妙にフットワークが軽く、楽しそうならなんでも手を出してみたり、
コミュ力に優れ、レギュラー陣(中学生たち)のみならずモブキャラともすぐに仲良くなったりと、
割と理想のオタク人生を満喫しているようで、観ていて羨ましく思える平和な作品でした。
たまに運動もします。

『ぴーえす珍化論』は、一人暮らしの大学生の元へトラブルメーカーのPS妖精がやってくるお話。
妖精ぴえすは毎度しょうもない事でトラブルを巻き起こすダメ妖精なのですが、
それに巻き込まれる大学生の新も、ゲーム漬けで単位落としかけるしょうもない大学生で、
またぴえすの騒動に対しては毎回反撃していたので、
読んでいて、「割とどっちもどっち」と思える、平和な騒動が繰り広げられていました。
ダメ人間同士仲良く喧嘩します。
また、ヒロインポジション(?)である長谷川まちさんがすごく可愛かった事も特記すべきですね。
電撃4コマ史に残る眼鏡っ娘ヒロイン。
出番はそんなに多くなかったのですが、最高に可愛かったです。
ほぼフェードアウトで、まともな最終回無く載らなくなってしまったのは残念。

あとは、個人的な思い入れは薄いのですが、
黒咲練導先生の出世作『放課後プレイ』も、やはり電撃4コマ的には語らなくてはならない漫画でしょう。
基本的にカップルがいちゃいちゃするか、ゲームをするか、という漫画なのですが、
そのマニアックな描写やエロさが評判を呼び、単行本がやたら売れました。
黒タイツキックというフェチズム特化物。
電撃4コマ自体はあまり知らないけど、放課後プレイは知ってる、という人も多いと思います。
評判もあってか、「2」「3」とキャラを変えて長期連載に。
ただ2以降はちょっとクセが強くて、個人的にはあんまりおすすめしません。
2のヒロイン点描濃すぎだし、3の主人公クズすぎだし、台詞のフキダシでかすぎだし。

こういった個性的な作品が多くあったのは、
電撃4コマ自体、基本的に「ゆるい」コンセプトの雑誌付録だった、というのが大きいのではないでしょうか。
なにしろ「付録」だったので、電撃4コマは通常の漫画雑誌では考えられないくらい、色々とフワフワしていました。
前述通り、元々のコンセプトも「なんとなくゲーム系」と、非常にフワッとしたものでしたし、
次回予告なども無く、そもそもアンケートすら無いので、
作者が好き勝手に描いていた印象があるように思えます。

しかしながら、電撃4コマのフワフワっぷりには悪い面も当然あり、
号数が進み、読者の認知度が上がってもそれは改善される事はありませんでした。
連載作品も増えてくるにつれ、掲載ペースの不定期なものも増え、
次号予告など掲載作品の事前告知も、休載のお知らせも無いので、
「元々載らない予定だったのか休載なのかもよく分からない」という事態も頻発、
いつの間にか載らなくなってそのまま消えていった連載作品も結構な数ありました(参考)。
当然ながら、新連載開始の事前お知らせなどもないので、
連載作品の多くは、急に始まってなんか終わってるというほんとよく分からないものとなっていました。
それも「人気が無かったから実質打ち切り」かといえば、
前述通り、読者アンケートなども特にないため、
そもそも編集は各作品の人気を把握しているのかもよく分からないと、
読んでいて、色々不安に思える作りになっていたのです。

また、号数を重ねるうちに、
ちょっと設定凝り過ぎて気軽に読めない連載が増えたというのも、個人的にはあまりよろしくない傾向でした。
台詞量が増えて読みにくくなってしまっていたり、
ストーリーを重視した結果、「4コマ漫画として」オチの無い展開が多かったりと、
なんか残念な感じの作品が後半多かったように思えます。
初期作品に多かった「みんな楽しくゲームで和気藹々」という雰囲気の作品も少なくなってしまったのもまた残念。

特に後期に一時期連載していた、『オタク少女異世界に立つ』は、端的に言って酷かったです。
設定的には「オタクな女子高生がファンタジーRPG世界に行って無双する」というなろう系なアレなんですが、
内容的にもなろう系なアレになっていまして、
バトル(無双)あり、魔法あり、貴族王族の権力闘争ありと、明らかに4コマ漫画でやるべきでない内容となっていました。
やたら固有名詞が多くて目が滑ります。

4コマ漫画の一コマにこの台詞量はキツい。
設定が設定だけに固有名詞や説明台詞も多く、
話自体そこまで複雑な訳でないはずなのに、どうにも理解しにくくなっており、
本当に、何故これを4コマでやろうと思ったのかつくづく疑問に思える出来でした。
正直、話自体もさして面白くは…。

流石に『オタク少女~』は極端な例ではありますが、
後期はこんな感じの作品が増えたこともあり、電撃4コマ自体にとっつきにくい雰囲気がありました。
具体的に、はっきり読者数が増えたとか減ったというのはよく分からないのですが、
初期からの読者も離れ、かといって一見さんも取りこみも出来ていない、
というのが後期の印象だったので、ここらで終了なのもしょうがないかなあというのが個人的見解です。

ただせめて、『CLUBゲーム倶楽部』と『ゲマママ』だけでもどこかで再連載してほしいのですが…。

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2016-10-22 01:16 : 電撃4コマ : コメント : 6 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

こんにちは
とうとう終わったんですね…
個人的にはユッカの続刊が読みたかったですね
2016-11-16 17:43 : 名無しの方 URL : 編集
Re:
こんにちは。
終わるとは思ってましたけど、いざ終わると寂しいですね。
ユッカもできれば最後まで単行本出て欲しかったですね。ラスト付近は結構意外な展開でしたし。
2016-11-17 19:54 : ノノック URL : 編集
終わった経緯とか未完の作品の今後についての説明したほしいですね…
2017-02-07 23:55 : 光スケット URL : 編集
Re: タイトルなし
>>光スケットさん
今後電プレがそこまでしてくれるとは思えないですけど、
もうちょっと連載作品には何かフォローが欲しい所ですね。
野月先生とか、ゲーム系漫画で活躍できそうですし…。
2017-02-09 23:45 : ノノック URL : 編集
>>ノノックさん
4コマ目的で雑誌買っていたので残念です…
でも、ノノックさんくらいしか4コマ読んでいる人を知らなかったのであまり人気が無かったんですかね(笑)
2017-02-16 22:51 : 光スケット URL : 編集
Re: タイトルなし
>>光スケットさん
電プレ自体はそこそこ認知度高いイメージですけど、確かに電撃4コマの評判はあまり聞かなかったですね。
私も途中で買うの辞めてしまったので、あまり大きい事は言えませんが、
正直、放課後プレイが当たっただけで、他連載の知名度は結局ほとんど無かったですからね。
4コマ自体が今やあまり話題にならないといえばそれまでですけど。
2017-02-16 23:28 : ノノック URL : 編集
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プロフィール

ノノック

Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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