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シュワちゃん主演のミステリー?『サボタージュ』観た。

2014年に公開した、アーノルド・シュワルツネッガー主演の映画『サボタージュ』観ました。
ジャンルとしては、ミステリー要素のあるアクション映画、という感じ。
あらすじとしては、

シュワちゃん率いる麻薬取締局の特殊チームは、
とある麻薬組織を壊滅させる作戦を受けますが、
チームは同時に麻薬組織の裏金を秘密裡に懐に入れようと行動します。
チームから死傷者を出したものの、なんとか作戦は完了。
しかしメンバーが裏金の隠し場所へ回収に行くと、金は既に何者かの手によって持ち出されていました。
更に、裏金を着服した(結果的には未遂でしたが)事が局にバレ、チームは停職処分に。
半年後、証拠不十分で活動を再開したチームでしたが、
その矢先、メンバーが次々殺害される事件が起きる。果たして犯人は!?

という感じ。
「タフな特殊部隊メンバーが対象の連続殺人」という所だと、
同じくシュワちゃん主演の『コマンドー』とか『プレデター』を思い起こしますね。
戦闘制圧のプロである兵士たちが、
一転して何者かに狩られる側になる…という展開は中々惹かれるものがあります。
しかも今回はシュワ映画としても珍しいミステリー仕立て。
「アリバイ的には誰でも犯行は可能だが、被害者が屈強な兵士たちなので、容疑者も自然と限られてくる」という訳ですね。
こちらもなかなか珍しいパターンで、色々と期待を煽られますが…。

正直、ミステリーとして観るとつまらないです

以下に重大なネタバレを含みます。というかあらすじ全部書いてます。


正直、やや残念な出来に感じてしまったこの映画。
いきなり直球のネタバレをしてしまうと、
この映画、誰がメンバーを殺していたのかはっきりしないのです。

まずメンバーの一人が電車と衝突事故に見せかけて殺されます
この時点ではまだ事故扱いなのですが、
次のメンバーが内臓引きずり出して天井に貼り付けというショッキングな殺され方をされ、
チームを狙った連続殺人だと感づいたシュワちゃんは、
裏金騒動の後脱退した元メンバーの住所へ警告に赴きますが、
時すでに遅しで彼は銃殺された姿で発見されます(発見されるのは3番目ですが、犯行自体は電車衝突殺人の前)。
一連の手口や状況証拠から、犯人は麻薬組織の実行グループだと思われますが、
警察が捜査を進める中、なんと実行犯と思われていたグループの死体が発見され
解剖の結果、電車衝突殺人の前にはすでに死んでいたという事実が発覚。
現場から出た証拠も別人(真犯人)の用意したものという事が分かります。
ここに来て互いを疑い始めるメンバーたち…。

というのが序盤~中盤にかけての主なストーリーです。
実際は、腕の鈍ったチームの立て直しとか、事件を捜査する女刑事とシュワちゃんが仲良くなっていく過程とか、
シュワちゃんが過去に麻薬組織に妻と息子を拉致拷問殺害されていた話とか、
ぼんくらメンバーたちの乱痴気騒ぎとかの要素が入るのですが、
主題である(はずの)ミステリー部分としては大体こういう流れです。
文章にすると結構面白い気がしますし、実際観ていてそこまで退屈はしませんが、
ちょっと色んな要素が入っていてゴチャゴチャしすぎてるかなーという印象は受けます。
視聴者的には既知である「シュワちゃんチームの裏金横領」の話を刑事たちが知るまでの展開も結構長いので、
ちょっとスローテンポに感じてしまう部分もあります。
ただ、展開として大きな問題があるのはこれ以降。

シュワちゃんたちチームメンバーの互いを疑う状態は収まらず、裏金横領の一件と合わせ、
「金を奪った“誰か”が、秘密を知る他のメンバーを殺そうとしている」という空気がチーム内に広まり、誰も信用できない状態に。
この状況で、チームの紅一点で、チームメンバーの一人の妻でもあるリジーは、
「実は他メンバーと浮気してる」と告白し、
怒る夫を置いて、間男であるシュガー(他メンバー)とチームを去り、もうチームは分解状態。
そして後日、残されたメンバー(リジーの夫を除くと彼一人しかもう残っていません)がシュワちゃんに、
「裏金の件を正直に警察に話そうと思う」と相談に来ます。
彼の決断を支持するシュワちゃんでしたが、その直後、彼はライフルで狙撃され、死亡
それをやったのは、リジーでした。
彼女は高飛びしようと自宅に戻りますが、そこで待ち受けていた夫に遭遇。
言い争いの末、包丁で切りつけられた夫はそのまま死亡
暴走状態のリジーは、シュガーと共にシュワちゃんも罠にはめて殺そうとしますが、
一般市民も巻き込んだカーチェイスの末、事故でシュガーは死亡。リジーも重症を負います。
シュワちゃんに何故メンバーを狙撃したかを問われるリジーは「金を盗んだから」と答えますが、シュワちゃんはそれを否定。
「金を盗ったのは俺だ」と答えます。
問いただそうとするリジーを射殺し、現場から消えるシュワちゃん。

そしてシュワちゃんはメキシコの警察に大金(裏金)を渡し、
自分の妻と息子を殺した犯人の情報を得て、彼らを襲撃します。
犯人グループと銃撃戦の果て、
致命傷を負いながらも犯人たちへの復讐を終えたシュワちゃんが最期に葉巻を一服してED。


というのがこの映画のストーリーです。
…で、結局誰が連続殺人を起こしていたの?という点は最後まではっきりせずに終わります。
そこが一番、視聴者の気になっていた所じゃないでしょうか。
まあ状況的に、実行可能なのは1人と1組しか居ないのですが。

まず、自首しようとしたメンバーを射殺したのは、レジーで確定してます。
動機は本人曰く「金を盗った犯人だ(と思い込んだ)から」です。
では、他のメンバーもレジー(とシュガー)の仕業かと考えると…それはちょっと動機が無さ過ぎるのです
他の件も同じように「金を盗った(と思い込んだ)から」殺したというなら、
「あいつが金を盗った(と思い込む)」→殺す→殺してみたけどどうも違ったっぽい?→じゃあ別のメンバーか…
と、いきあたりばったりで衝動的にチームメンバーを殺していた事になってしまいます。
一応、作中でリジーが薬物依存してる描写もあるんで、
精神的にある程度イカれてしまっていてもまあ納得はできるんですが、
それだと、証拠を残さず、むしろ麻薬組織の犯行に見せかける計画性の高さとどうにも噛みあいません。
(実際、リジーが衝動的に行ったと思われる狙撃殺人と夫殺害は、早々にシュワちゃんにバレています。)

で、もう一人犯行可能なのが、チーム隊長であるシュワちゃんです。
私は、こっちの方があるんじゃないかと思います。
実際金をネコババしたのはシュワちゃんでしたし、
一連の事件の計画性から見ても、隊長である彼の犯行である可能性が高いと思います。
「最終的にシュワちゃんも死んでるし、彼自身復讐で人生捨てるつもりなら、わざわざ裏金騒動の真相を知るメンバーの口を封じる必要なかったんじゃ?」と思いましたが、
作中でシュワちゃんは「一度復讐のためにメキシコに飛んだが、犯人は見つからず、メンバーに連れ戻される」という経験があったので、
口封じだけでなく、今度は絶対に復讐を邪魔されないように、という考えもあったのかもしれません。
それで殺されるメンバーはたまったものじゃありませんが、
作中シュワちゃんが、(犯人たちが送り付けてきた)妻が拷問殺害される映像を観ているシーンが何度か出てくるので、
一見して真っ当な彼の内心に、
チームメンバーを騙して殺すような静かな狂気があってもおかしくはないなと思います。

これ、麻薬組織の実行グループの死体が発見された事(漁師の網に引っ掛かって引き上げられた)、
警察がチームの裏金疑惑を知った事(取締局の局員が女刑事にリークしたっぽい描写あり)、
リジーが暴走してメンバー2人殺した事、あたりは恐らく意図しないアクシデントだったと思うので、
事前のシュワちゃんの計画は、
「過去に因縁のあった麻薬組織の犯行と見せかけてメンバーを次々殺害。自身も殺されたと見せかけメキシコへ飛び復讐を遂げる」という、
比較的シンプルな流れだったのではないでしょうか。
まあ、メンバーから次々死人が出たら、
真相はどうあれチームが警察の注目を浴びるのは当然の事なので、
「メンバー殺害なんかしたらシュワちゃんの復讐がやりにくくなるだけなんじゃねえの?」とも思ってしまいます。
また、作中のシュワちゃんは、女刑事の目の前でリジー殺したあと姿を消していますが、
「これだけの事件起こしておいて警察の目を掻い潜ってメキシコに行けるだけ行動が起こせるのなら、結局メンバー殺さなくても復讐遂げられたんじゃ?
という疑問も浮かんできます。
そのため、メンバー殺害の動機も、推測すればまあ納得できなくはないかな、くらいのもので、
観ていて腑に落ちると言う訳ではないです。

あとは、やはり最初から話のキーになっている“裏金”の使い道が、
「妻殺害の実行犯の情報を得るための賄賂」という使い方しかされていないのは、
なんというか、どうにも華が無くて残念な印象を受けてしまいます。
何が設定的に矛盾しているとかそういう訳では無いのですが…。
そういう訳で、最初設定を聞いて受ける印象の強さの割に、
最終的に、なんとも地味な終わり方をしてしまう映画だと思いました。
せめてもうちょっと、シュワちゃんが動機について語ってくれたら、まだ納得できたのになあ、という感想です。

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2016-12-03 19:58 : その他レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ノノック
文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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