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『死霊の盆踊り』を観ちゃいました。


別にお盆だからという訳ではありませんが、
史上最低の映画…映画?として一部で有名なこの映画?を観ました。
映画?というか、ポルノというか、
ほぼオネーチャンが裸踊りをしているだけの作品なので、レビューも何もない気がしますが…。
一応、以下にネタバレを含みます。(ネタバレをどうこう言うような作品ではないけど)


一応のあらすじは、
「小説家のカップルが、ネタ探しのため車で夜の墓場へ。
そこでは夜の帝王と闇の女王が、死霊女たちを裸踊りさせる宴を開いていた。
宴の途中で彼らに見つかったカップルは最後に襲われそうになるが、その瞬間朝日によって死霊たちは骨に戻る」

というもの。
「夜の墓場で死霊たちが宴を楽しむ」という話自体はそう珍しいものではなく、
日本の昔話でもそういった話は聞きますし、おそらく世界的にもよくあるお話でしょう。
かのディズニーの短編映像作品にも『骸骨の踊り』というものがあり、
これは「夜の墓場で骸骨たちが踊り騒ぐも、朝が来た事に気づいて慌てて墓に戻る」という、
あらすじだけならほとんど『死霊の盆踊り』と同じものです。
…しかしながら、この内容で92分の映画にしたのはこの『死霊の盆踊り』くらいのものでしょう。
ディズニーの『骸骨の踊り』ですら6分もないというのに。
ちなみに、この92分の内で80分ほどを占めるのが、「裸のオネーチャンの踊り」です。
特にシナリオの妙がある訳でなく、演者の名演・怪演がある訳でもなく、
ではやはり裸踊りが見ものかというと、これも非常にタルいのです。

作中の踊りは、エロ目的を抜きにして観ると、
本当にただ出てきて体を揺らして踊るだけなので、全然観ていても目を引きません。そして長い。
もちろん、音楽やカメラワークが凝っている訳でもないので、
なんというか、ダンスオーディションを見せられている気分になる感じの出来です。
「エロいはずなのに眠くなる」という他の人のレビューもよく言ったものと思いました。
ちなみに誰も盆踊りはしませんが、
この「盆踊り」というあまりに適当さがある邦題は、作中の踊りの微妙さを上手く表現しているような気がします。
(原題は「死霊の乱痴気騒ぎ」と訳するのが近いようです)

ではエロ踊りをエロ目線で観ればどうか?と思っても、これも微妙。
踊っている女優さんたちが悪い訳ではないと思うのですが、
踊りがタルいせいなのか、どうにも脱いでいるのにエロくないというのが正直な所。
「夜の墓場で死霊女が裸で踊る」と、文字にするといかがわしさ満点のシチュエーションではあるのですが、
どうにも踊りが普通で、シチュに相応しい妖しさが全く足りません。
あと個人的にこういうストリップ(と言ってしまおう)で一番エロいと思うのが、
「踊りながら妖艶に服を脱いでいく」場面だと思うのですが、
これにおいては、
「踊りの最中にバカップルや夜の帝王にカメラが移り、再び踊りにカメラが戻るともうパンイチで踊ってる」という感じで、
「踊りながら脱ぐ」という非常に重要な場面がばっさりカットされてしまっているのが残念すぎました。
一応、死霊の一人(?)の猫女だけは踊りながら猫の衣装を脱ぐ場面があるんですが、
「いやお前は猫なんだからそれ脱いじゃダメだろ!」と思いました。

しかしながら、この『死霊の盆踊り』が作られた背景には、
「当時の映画業界の“規制”などの都合もあったため、大っぴらにポルノが出せなかった」という事情があるので、
「あくまで映画として出したポルノ」である本作では、
あまり過激なポルノに寄らせる事はできなかったため、
エロ目的に観てもイマイチな事にも止む無き事情があるのかもしれません(※要出典)
そう思うと、この「ポルノの出来そこない」がカルトムービーとして日本に入ってきて、
普通にレンタルしていて普通に借りて観れるというのがすごい事なのかもしれませんね。
ちなみにレンタルビデオ店では、18禁ではなくコメディの棚にありました。


聞きしに勝るしょうもない作品である本作ですが、
観終わって一つ思ったのが、
『死者の女たちが夜の帝王の儀式のため、セクシーなダンスを踊る』という設定自体は、
今のご時世、ソシャゲとかで上手くアレンジしたら売れるんじゃないか?というものでした。
これが作られた時代では、「エロくないポルノ」でしかありませんでしたが、
ソシャゲでなら、そこまで露骨に脱がさなくても「ちょいエロ」路線で受ける可能性はあります。
作中では、死霊の踊りといいつつぶっちゃけ万国エロ踊りコンテストでしかありませんでしたが、
死霊女たちは「猫娘」とか「骸骨と踊る女」とか、設定だけ見ればモン娘ものみたいですし、
例えば、未だ根強い人気を誇るアイドル育成ゲームみたいなシステムで
「個性豊かなモンスター(死者)娘たちのセクシーなダンスをプロデュースして、死者のサバトを盛り上げよう!」
みたいなコンセプトで、
死霊女とちょいエロ路線で他と差別化する、とかありじゃないですかね?
誰かこれでまさかの『死霊の盆踊り』再評価をさせて欲しい所です。

<おまけ 『死霊の盆踊り』登場人物紹介>
折角なので、紹介しきれなかった細かいツッコミどころと共に登場人物?を紹介。

・夜の帝王
自称夜の帝王にして、最初の最後の語り部(『世にも奇妙な物語』のタモリの立ち位置)でもある死霊?
大層な肩書の割に、女が裸で踊っていれば満足できる安上がりな人。
作中、「私はものわかりがいい」と言うが、
夜の女王との約束をあっさり反故にしたり、
夜明けが近いのに「まだ時間はある」と宴を強行したりと、正直ものわかりが悪い
挙句、夜の女王の再三の警告にパワハラで返し(セクハラはしない)、
グダグダ言い合い続けた結果、タイムオーバーで朝日に焼かれて骨になるという駄目っぷり。
飲み会ではしゃぎすぎて終電逃す大学生のようだと思う。
ただ、最後の語りによるとまた復活するらしい。
あとやたら目線が怪しく、闇の女王との会話の場面でも妙に遠くを見ている。
そのため、よくレビューで「カンペ読んでる」と言われるが本当の所は不明。

・闇の女王
宴の進行役である、お姉さんおばさんの中間くらいの外見。夜の帝王の秘書的なポジション。
裸踊りを夜の帝王と一緒にニコニコしながら見守るが、
捕まったシャーリーを気に入り、夜の帝王からいたぶり許可を貰うが、後半ノリで反故にされかける。
朝日の時間が近いからと宴をお開きにしようとするも、興の乗った夜の帝王に「時間はある」と言われ続ける。
だが最終的に朝日に焼かれたのは、ようやくシャーリーいたぶりの許可が出たにも関わらず、
何故かカメラ目線で踊り始めた(※脱がない)彼女のせいである。

・ボブ
カップルの男の方。売れない小説家。ホラー小説だけは好評らしい。
「夜の墓場は良いインスピレーションが湧いてくる」という納得しにくい理由で恋人を連れて夜の墓場へ向かい、
途中彼女の反対に従い戻ろうとするも、運転をミスって墓場に転落(?)、
うっかり死者の宴を目撃し、途中からは死者たちに縛り付けられる。
後半、両手を縛る縄をなんとか解くが、特に物語上での意味はない

・シャーリー
カップルの女の方。恋人のボブに夜の墓場に連れていかれそうになり、
恋人の運転ミスで転落事故に遭い、死者の宴を目撃し、闇の女王や狼男に気に入られて殺されそうになる、かなり可哀想な人。
途中、巻き込まれる原因となったボブを「あんたなんか嫌い」と罵る、まあ当然の反応を見せるが、
無事に助かった後にはデレていた。吊り橋効果だろうか…?

・ミイラ男&狼男
中盤でカップルを捕まえた、夜の帝王の部下。
見た目はかなりベタなミイラ男と狼男…だが、あんがい普通に喋る
「夜の帝王様がお呼びだぞ」「何かやらかしたかな」みたいな下っ端感溢れる会話もする。
ミイラ男の方は踊りの最中「古代エジプトでは蛇は…」みたいな薀蓄を言ったりする。全然怖くない。
裸踊りのカメラの端の方でやんややんやとはしゃいでいたりする。可愛い。
見た目はホラーなのに振る舞いは子供番組の着ぐるみみたいで微笑ましい、本編における清涼剤のようなキャラクターだが、
ホラーとしてもポルノとしても相応しくないという大問題がある。

・死霊女たち
ある意味この作品の主役たち。
「火を愛した女」とか「骨と踊る女」とか色々テーマはあるが、結局脱いで踊るのであんまり意味ない気がする。
ただ「黄金を愛した女」は途中、金貨を浴びて恍惚とするシーンがあったり、
最後何故か謎の薬品に浸されて全身黄金コーティングさせられたりと、妙に個性が光る。
(演じている人がシャーリーとの兼役らしい。ヒロインと役を兼ねるってすごい話。)
あと「猫女」も「全身猫タイツなのに乳だけ露出している」という特殊すぎるコスチュームで、
猫っぽい所作のダンスやムチでしばかれたりと、こちらも妙に独自色が強い。
全員これくらいキャラが立っていたら、もうちょい見どころにもなったかもしれない。

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2018-08-19 20:50 : その他レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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文章の苦手な文系。
ゆとり直前世代のゆるゲーマー。
ほのぼの漫画が好き。
2016年2月ブログ名変更。

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